7つのムダ 英語で言ってみよう 7 wastes saying in English

改善をないしはLeanを推進していくために以前は5Sについてお話ししましたが、5Sと共に最も重要なMind set となるのは何でしょうか? 今回はLeanな職場をつくっていくための基本中の基本、「7つのムダ」を英語で、あとそれにくっついてよく使われる改善用語もちょっと説明してみたいと思います。

ムダとは?

Leanにおけるムダとは、簡単に言ってしまえば「付加価値を生まない」ものの総称です。付加価値。そもそもLean(ないしはTPS; Toyota Production System、こっちが元来の呼び名ですね)が徹底された工場なり仕事のフローというものは、モノが始まりから終わりまで一切滞留することなく流れ、かつ常に何らかの(お客様に届けるための完成形を目指して)変化しながらプロセスされている状態ということができます。したがって、この上記の流れにそぐわない=付加価値を生んでないものがすべて「ムダ」ということになります。ちなみに付加価値はValue adding、付加価値のついてない活動はNon-value adding activityって言いますよ。

7つのムダ+1 in English

さて本題の英語で7つのムダです。

つくり過ぎのムダ:Overproduction

手持ちのムダ:Waiting

運搬のムダ:Transportation

加工そのもののムダ:Overprocessing (Extra-Processing)

在庫のムダ:Inventory

動作のムダ:Motion

不良を作るムダ:Defect

で最近はこれに、生かされていない才能や能力:Unused Talentが加わって8つのムダ(8 Wastes)といわれることが多くなってきていますね。

そもそもトヨタの故大野耐一氏は、「職場には、よく探せば少なくとも7つくらいは簡単に見つかるムダが潜んでいるもんだ」と言ってらしたそうで、この7っていうのも大した意味のある数字ではないんですよね。「なぜなぜ5回」とかもそうですけどね。でもこのムダたち、全部お金ですから!!ほんとに大事!!

全部お金。。。

Muri、 Mura、 Muda

ついでなんで、トヨタでいわれる3ダラリ(ムリ、ムラ、ムダ)もなんていうか確認してみましょう。

ムリはOverburden。Burden が負担になるとか負担という意味ですから、そのままそれにOverをつけて、無理強い感が出るわけですね。ムラは、生産ラインなんかで上下に振れ幅が出てきてしまってる状態なので、ムラそのもののことをFluctuationとかUnleveledとか言ったりします。

言い換えることの重要性

英語の話になりますが、話したり説明したりしていて、とっさに適切な単語が出ないことがありますよね。しかも、適切な英語を言ったからといって、必ずしもその単語を相手が知ってるわけでもないんですよね。特にアジアの方々とお話してるときは、こっちも向こうも英語が第1言語じゃないわけです。でそんなとき大事になってくるのが、どうやって言い換えていくか、あるいはどうやってわかりやすい例えを使っていくかですね。これもぶっちゃけ訓練以外の何物でもないんで、普段から言い換え練習とかしておくといいです。例を言うなら「for example」って言ってから話したり、「let’s say」なんて言うと、相手もああこれは仮定の話をしてるんだなとわかってくれます。ちなみに、あるアメリカ人の英語の先生は、「今まで教えた中で一番言い換え能力が高かったのが、小学校の先生だった」って言ってましたから、子供に話すように易しく言い換える、というのは常日頃から英語練習で心掛けておきたいですね。

改善を英語で伝える

このシチュエーションからして、相手が改善を知らないというのが前提で見えてきます。ですので、我々が当たり前に思っていることも、わからなかったり、伝わりづらかったり、そもそもイメージしていることが違っていたり、ということは山ほどあるんじゃないかな。日本人同士でもそうだと思うけど、英語が介在してしまうと特に。なのでゆっくり確実にコミュニケーション取るようにしましょう。あと最後ですけど、話し始めるとき「About 何々」ってつけて今これからはなすことを相手に提示すると、理解が早くなったり誤解が減ったりしますよ!お試しあれ。7つのムダ+1も、一回で伝わらなかったら、言い換え・具体例・身振り手振りを交えて説明してみよう! 英語いらないかもね!

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