レイアウト変更や失敗できない改善に 7 Ways(テンプレあり)

7Ways.

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皆さんこんにちは。今日もどこかで改善サポート、Kusunoko-CIです。

さて、工場やオフィスでレイアウトを変えるというのは、結構な大仕事です。あるいは新たに作るというのも、できることなら失敗は避けたい。

やってみて、「あーダメだった」では、済まされないものがありますよね。

出来れば、よくよく考え抜いて、さらにいろいろな視点からも吟味された、現時点で考えられる最高のものにしたいものです。

ということで、今回は、「アイデア 7 Ways」というフレームワークのご紹介です。こうした、大掛かりな変更を伴う、改善案のひねり出しから、最善策の選び方までが、セットになったフレームワークになります。

こちらを読んでいただければ、失敗を(なるべく)避けることのできる、解決策が生み出せます!

アイデア 7 Ways

みてください。こちらがその「アイデア7 Ways」になります。

できればA0くらいの大きな紙で、用意するのが良いでしょう。大きな紙は、大きな可能性を与えてくれますので。

壁に貼って、みんな作業します。

まずは、この新しいレイアウト(変更)に関わる全ての人を集めましょう。なんせレイアウト変更みたいな大きな話なので、Cross Functional Teamでなくてはならない。Engineering部や品質、生産管理など、皆さんの会社でどう呼ぶかはわかりませんが、関わる方全員です。これは絶対に、はずないでください。

一番上、左に現状、右にどうありたいか、どんなふうに改善されたレイアウトにしたいのか、理想を書きいれてください。今度作るラインは、こういうことがコンセプトなんだ、と気持ちを一つにして、アイデア出しに臨むというのも、地味ですが大切なことになります。

それが描けたら、いよいよ実際にアイデアを書き出します。

普通の改善へのアイデア出しなら、文章だけでもいかもしれません。でも、レイアウトなら、実際にレイアウトのわかるもの、「」とかがいいですね。

例えば、段ボールを切って、設備やワークステーションと同じ縮尺の「駒」を作る。そして紙に実際のレイアウト変更をするスペースを書きだして、その上で、実際にその駒を配置して考えてみる。やってみると、なかなか楽しいです。

最低でも7つ、アイデアを出しましょう

できたら今度は、アイデアの評価です。

評価項目を書き出し、重みを付けます。

評価項目の重みと、スコアを掛け合わせた数を点数として、全部足し算し、その中で最も合計点数の高いものが、今回のベストアイデアになります。

なぜアイデア 7 Waysが有効なの?

このフレームワークの考え方は、いたってシンプルです。

とにかく数をひり出す」。

人間は、たいていの場合、1個か2個、せいぜい3個くらいまでのアイデアしか出しません。意識しないと出ない。

しかし、そのせいぜい3個くらいまでのアイデアが、最高のアイデアであることは極めてまれです。なのでとにかく、まずは数が欲しい。

一人二人ではなく、その新しいレイアウトに関わる人すべてと、ワイワイ話し合うことで、意外とすんなり、様々なアイデアがあふれ出てきます。これが結構楽しいんですね。

実際のレイアウトに関してなら、上でも説明しましたように、「駒」であーでもない、こーでもないとやってみることが、創造力をかき立ててくれます。

そして、レイアウトを考えるさいに、アイデアの評価項目も決めていきましょう。そうすると、いろんな側面からみたアイデアを出す、という心持ちも生まれてきますので。

コストや、歩く距離、品質、スペースなどなど。現状問題になっていることで、改善したい、あるいは、新たに作るならこういうことを考慮したい、ということが、評価項目になってきますね。

段ボールを切って、小さな作業台や機械・設備を作ります。そして、フロアに見立てた紙の上で実際に動かすと、評価項目への意識も相まって、現実的な、かつ思いもしなかった案が出てきます。

アイデアは最低でも7つ。10個でも20個でもいいですが。7つのムダと一緒。目標は最低で7つです。

アイデアが出たら、今度は評価。各項目に重みづけをして、さらに掛け算をすることで、最も良いアイデアが選べます。

評価項目と計算の考え方

上の例で言うと、今品質には3の「重みづけ」をしてます(3段階)。ほかの例で言うと、コストに関しては「2」としてあります。

で、皆さんからでたアイデア1の、評価は5段階で5。

「このアイデアは、品質向上という観点からは最高の『5』があげられるね」、というようなことをすべての評価項目に繰り返していきます。

評価項目ごとにつけられた、重みと掛け算をしたのが、1項目ごとのスコアです。全項目、点数を出しましょう。

これを1から7までのアイデアに繰り返して、一番下のライン「評価スコア」(縦の全部の合計)の、最も大きな数字のアイデアを選びます。

出たアイデア毎に、重みのついた評価をして、点数を出す。なかなかいい感じに合計点数に反映されますから、ちょっと試してみてください。今は、アイデア1、33点となっていますね。一個だけですけど(笑)。

段ボール切り出して、手を動かしたら、楽しかった

お手伝いしたプロジェクトも、レイアウト変更の時は、上に言ったようなやり方で、みなさんで頑張って作っていました。

アイデアを、このA0の紙へと、わざわざ書かなくても、段ボールのミニチュア駒で試したものを、スマホで撮って、印刷して貼る。

まさに見える化ですね。絵で見て、みんなで考えることができます。とても分かりやすい。

1から7までのアイデアを、絵で見比べながら点数をつける。

生産に関わる人は、動作や生産性の観点から、品質の人はもちろん良いものを作るにはという視点で。設備の方、Engineeringの方、Picking作業の方、皆それぞれ、専門性の高い視点を持ってらっしゃいますから、いろんな角度から考えられた、素晴らしいアイデアが選ばれます。

この「アイデア 7 Ways」のいい点は、何度も言いますが、レイアウト(変更)などでの「やってから、あちゃー」という失敗を、減らせる点です。

特に大掛かりな機械や設備、設置してしまってからまた動かすというのは、できれば極力避けたい。これらは設備だけでなく、電源とかネットワークケーブルとか、付随しているものも多々ありますからね。

実際に進める際は、新規レイアウト(あるいは変更)のProjectリーダーを、このフレームワーク作業(ブレスト)のFacilitatorにして、進めるといいでしょう。

7つのアイデア出しを目標にして、トライしてみてください。

まとめ

というわけで今回は「アイデア 7Ways」というフレームワークのご紹介でした。

何も考えずにやってみて、あー失敗したでは済まされないような改善、レイアウト変更などに威力を発揮します。

人間は、知らず知らずに、自分のアイデアを抑制しています。チームワークで、その限界値を振り切り、7つのアイデアをひり出しましょう。

評価項目も、重みづけで計算されますので、重要なことが際立つ点数付けになっています。優れものです。

アイデア出しも楽しくなってくるので、ぜひ。

何度も言いますが、楽しいというのは創造性にとても効いてきますので、ぜひワイガヤ、楽しんでやってください(創造力を輝かせたいなら、楽しさを追求すること)。

みなさんのレイアウト、最高のものになりますように!

今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。

では!

7 Ways テンプレート

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