About 英語でわかりあうためのヒント

Tips for understanding in English.

皆さんこんにちは。2020年今年、英語を始めて10年目を迎えたKusunoko-CIです。

始めは国内で、その後セブ島に短期留学して英語を学習。

そしてサウジアラビアでの実務で英語を使用、その間に国際結婚して家庭内での会話はすべて英語になりました。現在は日本に住んでいますが、仕事はアジア各国が守備範囲なので、基本英語でのお仕事。また今の上司も外国人です(タイ人->アメリカ人->ドイツ人というレポートライン)。

こうして改めて自分のキャリアを見返してみると、ずいぶん国際色豊かになったものだと感じます。

そこで今回は、この異文化・異言語の中でお互いを分かり合えるように、Kusunoko-CIが普段さりげなく気にかけていることをご紹介してみたいと思います。

聞くのは苦手

私は結構話す方に関しては問題なく、多分考えるのも、ディープな内容でなければ英語ですることも可能です。

で、よくほかの日本人の方と一緒に英語を使う場面にいると、「英語に関しては、全く問題のない人」みたいに見られるのですが、実はそんなことはないです。

10年やっても基本読むのは嫌ですし、日本語版があれば迷わずそちらを読みます。

そして何より、聞くのが苦手。

私の英語人生を見てもらうとわかると思うのですが、ネィティブと関わったことが今回の仕事までほぼない。もちろん先生や同僚の中には、イギリス人やアメリカ人もいましたが、圧倒的に会話の回数が少ない。

そして30代後半という年齢で英語を始めたせいか、まず耳(なのか脳の回路というべきか)が言うことを聞かない。いまだに脳の中にあるいわゆる日本語的発音と実際に発せられる音とのギャップに苦しんでおります。

耳というよりは、脳ですね。なので今も毎日リスニングのトレーニングです。

ちなみに聞くトレーニングというよりは、「予測力を高めるため」の訓練になっていますね、最近は。

About

一方的に話される会話は、ある意味無害です。特にその場で、すぐに何かを言わなくてもいいですからね。

問題はやっぱり会話です。

何言ってんだか分んないと、返事のしようもないですからね。

そこでKusunoko-CIが常に心がけているのが、話始めるときまず「About…」てつけることです。

このAboutは、説明の必要もないかもしれませんが、「○○について」という意味ですね。日本語だと、「○○の件に関してなんですが」と前置きして話始めている感じです。

これ何がいいかというと、膨大な世界と情報群から、今これから話すべきトピックを切り取って共有することができるところにあるんです。

話し手と聞き手が同じページを見ていれば、ミスコミュニケーションの確率はかなり減らすことできます。

周りの人にも使ってもらう

よく日本人でも、何を言っているのか分かりづらい人っていますよね。そういう人たちはまず間違いなく、自分で思っていることが聞き手もわかっていると思い込んでいます。

だから何の前置きもなく、述部から話し始めます。

述部とは、

主語または主に対して陳述・説明をする部分で、述語とそれを修飾する語からなるもの。

コトバンクさんより。

想像してみてください。前置きも主語も何にもなく、急に「370店にも拡大したらしいよ」って言われても「何がだよ?」ってなるだけですよね。

これは英語だって同じことです。

なので、自分が話始めるときだけでなく、なるべく周りの人にも使うようにしてもらうといいですよ。

レパートリー

Aboutに飽きたら、「Regarding…」と言ってもいいでしょう。意味は同じですから。

あるいは、今まで話していたことから、ちょっと話題を広げたいときなど、「What about…?」を覚えておくといいです。これは、「○○に関してはどう?」といった意味合いになります。

「先月のA店舗の売り上げに関して云々…」、「What about B?」(B店舗に関してはどうなん?) と、いろいろ話を広げたいときってありますよね? そんな場面ではこのフレーズはとても役に立ちます。既存の話の展開・派生。

これと似た表現で、「How about…?」がありますが、こちらは何か意見を求められた、あるいは何か提案したいときなんかに使えます。意見・提案。

「この企画、どうしようか?」、「How about holding a campaign or something?」(なんかキャンペーンみたいなのとかどう?)みたいな感じです。

若干ニュアンスのある二つですが、どちらも共通して話しを切り出すのには使えないので、注意しましょう。

いずれにせよ、aboutが付くことで、そこにフォーカスが向かっていきます。

傷が深くなる前に尋ねる

そしてわからなかったら、聞きましょう。

「あ、今ロストした」と思ったら、ためらわずに聞くことです。

「Sorry, you talking about 〇〇, right?」とか、「Are we discussing 〇〇, am I correct?」という感じで。

そうすれば、果てしなく話された挙句、何言ってたんだかわからない、となる状態を避けることができますよ!

ことわざにも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言いますからね。

勇気をもって尋ねましょう。

まとめ

そんなわけ今回は、とっても便利な「About」の使い方でした。

これ実は、英語をかけ出しで学び出してた頃の教科書『英会話ペラペラビジネス100』に書かれていたヒントです。もうかれこれ10年ほどになりますか。便利で使い続けています。

こういう小さな情報でも、知っているのといないのでは、大きな差が生まれてくるものです。

ぜひ、皆さんの英語ライフに取り入れてみてください。便利ですよ。

たぶん日本語でも、結構つかえます、これ。「○○の件に関してです」っていう言い方ですね。

とはいえ、「異文化・異言語」コミュニケーションでもっとも大事なのは、リスペクトです。

特に、英語を母国語としないもの同士、知ってる単語に限りがあって、どうしても表現しきれない部分が出てくる。

例えば「関税」のことを話したいのに知ってる単語が、「Tax」だけ。でそれを使って聞いていみても、なんか出てくる説明が全部国内で払っている税金の話になってしまったり。これ正しくは「TARIFF」とか「DUTY」を使って話をしないといけないですよね。

お互いわからない同士、何を言わんとしているのか、くみ取っていかないといけない場面も多々あります。

話の頭に「About」一個つけるのも、互いを尊重する気持ち

そうすれば、夫婦仲も円満(国際結婚)! ではまた!

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