数学のセンスは幼児期に? CI的早期教育
皆さんこんにちは! 今日もどこかで改善サポート、Kusunoko-CIです。
さてこの改善という仕事をしていると、様々な数式に出くわしますね。しかもかなりの頻度で。
自慢じゃないですが、私は数学が苦手。いったいどこでつまずいたのか。残念。
なので、いまだに数学を学びなおしつつ、日々のお仕事に向かっているわけですが、苦労はしてます。学ぶこと自体は楽しいですけども。
なのでせめて自分の子どもには、算数・数学の素養をもってもらいたいと強く思います。社会人になってから、必ず生きてきますからね。
ということで今回は、自分の息子に教えている算数教育の状況などをご報告。同年代のお子さんをお持ちでしたら、参考にしていただけると幸いです。
数学のセンスは幼児期に
例えば品質に関する改善は、統計的手法を避けて通れないわけですが、かなりの数学が必要。微分積分の概念など、高校生くらいまでの数学の知識は、そこかしこで求められます。
そんなわけで、微積に関する動画をあさってみたり、あるいは確率も中学生の内容までさかのぼって学びなおしたりすることもあるのですが。
センスがない、と思う。
というか向き不向き、単純に向いてないんですね。
高橋洋一さんという方の「図解 統計学超入門」 という本には、
「数学というのはセンスが必要。そしてそれは4-6歳くらいまでで決まる」というようなことが書いてありました。
そしてその時期を逸してしまったら、残念ながら「二度と手に入らない」、とも。
ですので皆さん、今このくらいの年齢のお子さんをお持ちならぜひ、早期教育を考えましょうね。
私はどうやら、そこでチャンスを逃してしまったようです。
算数手始め
STEAM教育の必要性と、ワンダーラボを始めたことはすでにご報告いたしました。
このワンダーラボというのは、様々なゲームや工作を通して、幼児の脳の発達を手助けするもので、直接的に算数とか計算がかかわってくる教材ではありません(学力向上へ貢献するという実験結果はありますが)。
これに関しては、もともとこうした基礎の開発を意図してやってもらうことにしたのですから、その点は問題ではないです。
ただ、先ほど述べた数学のセンス、ないしは数字への興味・関心は、より持ってもらいたいなと。
そこで最近は、まず「九九の歌」です。
これはいろいろなものがYouTubeにありますので、聴かせてあげると良いでしょう。CDを買ってもいいですしね
毎日聴かせることで、自然と覚えてしまうようで、今まだ初めて2カ月ほどですが、一緒に歌っています。まだところどころちょっと怪しいですけどね(笑)。
それから、足し算引き算の練習。
すでに基礎的な問題集は1冊終わりまして、今は2冊目。なんと100均で買った1年生用の計算ドリル。100円で、なかなかの内容。いい時代になったものです。
今はちょっと繰あがりの計算でつっかかっているようですが、それでも100玉そろばん使って、楽しんでやっていますよ。
外国の教材
ちなみに我が家では、九九表も100玉そろばんも、日本のモノではないものを使っています。
べつに「だからなお効果的だ」というのではないのですが、たまたまうちにあったというか。
九九の表は、ママがフィリピンに帰国したときに買ってきてくれたもの。「Published in India」です。


インド式かけ算暗記表
インドでは、九九ではなく「20x20」くらいまでは暗記してしまうのだそうですね。
だからインド人は、数学がすごく得意なんでしょう。前職でサウジにいたころは、IT部門は8割以上がインド国籍の方でした。
この表も九九で終わらず、「20x20」まで続いているのが見えると思います。


「20x20」まで
子どもにも、インドの子どもはすごいねー、と話しています。こういうのも世界を知る良いきっかけになるのではないでしょうか。
ですのでこちらもYou Tubeで、「11から20まで」のかけ算歌を見つけました。毎日聴いています。ただ、韻を踏んだ歌詞で覚えるタイプなので、長い(元歌は25分くらいある)。飽きそうですね。
だれか日本語で作ってくれないかしら。
そして先ほどの100玉そろばん。これもサウジ時代に、南アフリカからいらしていた駐在ご家族にいただいたものです。いたって普通の100玉そろばんですが、「Made in South Africa」と書いてあるのがちょっとレアですね。


Made in South Africa
ちなみにこの100玉そろばんを使った教え方は、とても分かりやすく、子供の理解も早いのでぜひ使ってみてくださいね。大学時代(教育大)、これの使い方と留意点で、レポート提出したのを覚えています。
子どもが楽しむには
とはいえ5歳になったばかりの年中さんですから、ひとところに座って集中して勉強するなんていうのは、なかなか難しい。
ここが親の腕の見せどころではないかと思うのですが、どうすればこうした勉強が楽しいものと感じてもらえるか、常に考えています。
なので例えば、算数も「計算ゲーム」と名前を変えて一緒にやってみたり、足し算引き算も、実際のチョコを使って考えさせて、正解したら食べていいとゲーム性を持たせるとか。
あと最も大事なことは、絶対に怒らないこと。
褒める、とにかく褒める。
確かにやっていれば、イライラすることもありますよ。
でも「なぜこんな簡単なことがわからないんだ」とか、「一度教えたでしょ?」とか、「集中しなさい」などと声を荒げても、全くの逆効果にしかなりません。
いったん「強制的にやらされている」と感じてしまったら、その後すべての勉強的なものを「強制されたもの」として捉えます。
大人でも経験があると思いますが、興味なくやらされていることほど、苦痛なものはない。
ですので、ここは最重要部分です。
英語にも言い回しがありますが、
We can lead a horse to water, but we can’t make him drink.
(馬を水辺まで連れていくことはできても、水を飲ませることはできない)
というやつですね。
大事なことは、子どもの中に「やりたい」という気持ちを芽生えさせること。それがあれば、あとは自然と楽しみながら学んでいってくれるでしょう。
”文化”です。
”誰のための”
そしてもう最後は、「見返りを期待しない」ということかなと思っています。
子どものために、と言うのは簡単ですが、その教育熱心さが「親のエゴではないのか」というのは、常に心に刻んでおきたいことですね。
我々親が(もちろん子どももですが)、こうした努力をしたからといって、彼らの学力が最高レベルに達するとか、必ずしも確約されているわけではない。
大事なことは、彼らが大きくなって、今後大きく変わっていく社会の中、いかに生き残り、自分なりの幸せを感じて生きられるかですよね。
その意味において、親がこの時期の子どもと、しっかり時間を過ごして教育してあげないことは、それ自体が「罪」だ、と私は考えています。
最近は教えるために一緒に過ごせる時間が、何より楽しいと思うようになってきました。息子も喜んでいるみたいですし、今のところは万事OKです。
まとめ
というわけで今回は、Kusunoko familyの早期教育事例のご紹介でした。
先にも書きましたが、私もいまだに統計やらを学び続けています。その中で注意深く数学をおさらいすることで、子どもに上手にわかりやすく教えてあげられているような気がします。
このまま一緒に学んで、いつか高校生・大学生になった息子に、逆に数学をしっかり教えてもらいたいなと思ったりしてますが、どうなるでしょうね(笑)
ぜひぜひ続けて、良いご報告ができるようになりたいものです。
少しずつ出来ることを増やすよう手伝って、自信をつけさせる。成功体験は、自己肯定感にも繋がります。
出来ることから始めてあげてください。きっと楽しいですよ!
今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。
ではまた!