英語学習とテキスト Learning English and Material

みなさんの英語学習、進捗はいかがですか? 楽しんでやれていますか? やってると、思うように実力が伸びなかったり、あまりにもわからなくて止めてしまいたくなったりするときもありますよね? そこで今回は、英語を学んで今年で約10年のKusunoko-CIが、これまで使った中で最も役に立ったなーと思う書籍をあげながら、いろいろ工夫したことや効果的だったことをシェアし、皆さんが楽しく英語を続けていける学習のコツを少しでも伝えていけたらと思います。 

くじけそう?

そうです。もっとも大事なのは毎日少しでもいいから続けることです。これについてはいろいろな方が口を酸っぱくしておっしゃってることだと思うので、あえてここでは長々と説明はしませんが、毎日やりましょう。英語を生活の一部にするのです。

かといって、変に気合を入れて「今日から1時間!」とか言っても、きっと挫折します。なぜでしょう? 実は人間の脳は3つの構成から成り立っていて、一番深いところが爬虫類脳、2番目に哺乳類脳、そして最後に我々が持っている人間脳(新皮質)となっています。そしてこの人間以外の脳は本当に変化が嫌いです。なので大きな変化を与えるとがっつりきっちり拒否反応を起こします。必ずです! 「えーじゃーどうしたってだめじゃん」と思うかもしれませんが、そんなことはないんです。じゃあどうすればいいのか。答えは「脳に気づかれないような小さな変化を、少しづつ少しづつ増やしていく」というやり方です。

今まで大きなチャレンジをしようとして失敗したことはないですか? 私もいっぱいあります。でもこの方法を試してみてください。本当に効きますよ! 一押しです。ちなみにこのスモールステップの原理は心理学的に有名な方法で、詳しくは心理カウンセラーラッキーさんの動画に詳しいですので、一度ご覧になるといいかもしれません。小さく始めて、大きく育てる、投資みたいなもんです。後は絶対楽しめることを見つけてくださいね。楽しいは正義ですよ!

英語学習 お世話になった本

さて、次はいろいろな本です。Kusunoko-CIもいろんなテキストや本にお世話になりました。その中でも、これは思い出が深いな=結果が出たなーという本を、少しの書評付きで眺めてみましょう。

まず1冊目は、

Duo3.0

使ってる方も多いのではないでしょうか。有名ですよね。私はこれ約8年位使いました(!) すごいでしょ? これのいいところはテキストのほかに、小さな冊子がついていて、テキストで説明されている文章が全部日英対訳になって載っているんですよ。いつでもどこでもさっとreview ができる。テキストも、類語・反対語、いろいろな注意点も掲載されていて、ほんとに語彙を増やすのには重宝しました。そして私の場合、サウジに行ってからはこれの添付CD を毎日車通勤の際に聞いてシャドウイングしていました。経験のある方もいるかもしれませんが、日によって「脳の調子がよくない」そして「口が滑らかに動かない」という日がありまして、これは結構な恐怖。とくにトレーニングなどで英語を公的に使うのに言葉がでないというのは、じっとり嫌な汗をかく出来事です。それを防ぐため「口慣らし」(後述)はとっても重要で、ずいぶん役になってくれました。もらい事故にあって、廃車になる車のカーステレオから取り出せなくなるまで使いました。生きててよかった!

TOEIC L&Rテスト直前の技術(テクニック)

フィリピンのセブ島に短期語学留学した後、使わない=英語力がどんどん下がっていくことに危機感を感じた私は、なにか資格に向けて勉強しよう、と思い立ちます。それがTOEICでした。なんだかんだで、日本の企業はやはりこれを基準に英語力を判断します。英語学習を習慣化するためにも、公的資格で説得力をつけるためにもいい選択でした。

で、やっぱりとるならいい点とりたいということで、こちらの本です。ロバート・ヒルキ先生、ご自分でもTOEIC受けてみて、しかも初回は満点じゃなかったと(今晩何食べようかなって考えちゃったらしいです)。それで、このテストに一番重要なのは、長時間のテストに耐えられるだけの集中力と「コツ」であるという結論にたどり着いて描かれたのがこの本。効きますよ! おかげさまで私、39歳での初挑戦、そして今のところたった1回だけのTOEIC受験になりましたが、880点取れました! で、あとはもうめんどくさいので受けません。時間の費用対効果が悪い。

とにかく、コツを知っているか知らないかでは大きく点数が変わってきますので、こちらはぜひ、おすすめです!

TOEICテスト新公式問題集

言わずと知れた公式問題集。これは上述のロバート・ヒルキ先生もお勧めしてました。いいところはやはり公式なので、過去問をみる傾向対策用に使えるということ、それから模擬試験が2回分ついていまして、これがいいんです。2時間(だったけ?)という受験時間を本当に測りながら、だれにも邪魔されない環境を作り、少なくとも4回は模擬試験を解いてみること、というロバート・ヒルキ先生の教えということで、やりました。結果は出ます。私は当時、Vol. 4と5を使ってましたかね。

ちなみに、テキスト添付のCD内の音声と、実際の受験中に流れた音声が違って一瞬ひるんだのは内緒です。そして(これのやり方ヒルキ先生の本に出てますけど)、「マークシートに印付け、後から塗る」作戦をやるにあたり、一段間違えてしまった。後で気づいて全部塗りなおしたけどあれは焦ったなー、といういい思い出でした。もう受けないよ、めんどくさい。

英会話ペラペラビジネス100

スティーブ・ソレイシィさんのこの本も使いました。実際にビジネスで使えるフレーズが盛りだくさんで、最初自分でなかなかセンテンスをつくれなかったときは特に重宝しました。

今はソレイシィ研究所というものを設立されたそうで、私が知ってる頃は確か東洋英和女学院大学の講師をされていたと思います。会ったことないけど。

この方もそうですが、Nativeの方で、かつ自分も第2言語として日本語をしっかり習得された方の教える英語は非常にわかりやすいです。また、いろいろなコツも教えてくれるから、テキスト選びで迷ったら、それも一つの要素になるかもしれません。先ほど述べた「口慣らし」ということを学んだのも彼の本でした。ほかにも結構著作があって、いろいろ購入させていただきましたが、これが一番使ったので、今回紹介しています。CD付き。

だまされるな日本人“WAKE UP!!!”

最後になりますが、オンライン英会話に物足りなさ感じていたころ実際の英会話スクールに通うことを考え始めていました。理由は、「グループディスカッションや実際のビジネスで必要なふるまい的なことも試してみたい」という気持ちが芽生えていたからです。

オンラインも会話ということでは遜色ないですけども、基本は先生との一対一だったのと、あとは握手とかできないですよね。そういう生の人間とのNon-verbalなコミュニケーションも含めて学んでみたいという意味合いがありました。

そこで問題になるのが、「どこがいいの?」という至極シンプルな疑問。高いですしね、授業料。費用対効果のいいところで学びたいじゃないですか。そんな時に出会ったのがこの本です。カナダ人で、Progressive Culture & Language(PCL)という英語スクールを運営してらっしゃるRichard Mangさんの本、「だまされるな日本人“WAKE UP!!!” 」。なかなかセンセーショナルな内容でしたが、これは本当に正しいです。考えさせられました。いかに多くの日本人が「英語が習いたい」という気持ち、裏を返せば「英語が話せない劣等感」というものを逆手に取られていいように騙されているのかが赤裸々に語られています。彼が来日し、自分の英会話学校を立ち上げたときから感じた、素朴な疑問。それは善良な(うぶな)日本人英語学習者を食い物にするこの業界への憤りへと変わっていきます。そうした義憤が書かせた、隠れた名著といいますか。最も心に残っているのは、「資格のある先生に学べ」ということで、外国人だというだけで、英語教師ができるっておかしくないか?というぐぅの音も出ない正論で、わたしもWoke upしました。

Richardさん、お元気ですか? 当時個人向けには授業を行っていないあなたに個人を頼んだあの日本人は私です。あの時は私の英語をほめてくれてありがとうございました。会っておきながらなんですが、めちゃくちゃ緊張してました。結局集団レッスンがネックになってほかの学校を選んでしまいましたが、あの時お話できたことは、今も結構な財産になっております。企業の皆さん、英語研修を考えているなら、PLCを考えてみてはいかがでしょうか?(恩返し)

PCL サイトはこちら → https://www.pcljapan.com/

まとめ

そんなわけで今回は、お世話になった、かつ即効性のあるテキストと英語学校選び(というかこの国のの英語学校システムに物申す)本を紹介してみました。ぜひお試しあれ。後冒頭でも少しお話しましたが、「楽しいは正義」ですから。ぜひ楽しんで進めていってください。あとは、目標を小さく分解しながら段階的に達成していくと続けやすいですよ。ではみなさん、一緒に頑張りましょう。私もまだまだです!

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