瞑想と5S Meditation and 5S

瞑想と5S? 今回は若干「?」と思うところからスタートしたいと思います。瞑想と5Sに何のつながりが、と皆さん思うかもしれませんが、これが結構ムダどりという視点に立つとやってみる価値ありという気持ちになりますよ。絶対やれる瞑想法ということで、今回はこの瞑想と5Sというテーマにお付き合いください。

ちなみにKusunoko-CIは医者でも何でもありませんから、本当に精神的にしんどい方はしかるべき専門医にご相談することを、まず初めにお勧めしておきます。

瞑想とは

そもそも瞑想とは何なのか? これはもういろんな方がいろんな情報をそこかしこに載せていますのでそんなに説明もいらないと思うのですが、いつもお世話になっておりますWikipediaさんには

冥想とは、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことである。

と書いてありますね。

私はこの宗教的な部分は、特によくわかりませんが、絶対的な何かと交信したりとかいうこともあるみたいですね。それ自体がいいのか悪いのかわかりませんが、そういう方向性もあるのだということで。

で、早速結論から書いてしまいますが、私が定義している瞑想は「心のムダどり」です。そう心の5Sです。シンプルです。

我々は、よほど強い人でもない限り、いつも多くの悩みやストレスにさらされて生きています。そしてそれらはおおむね私たちの心の中にのみ存在し、思っているだけで現実化しない(あるいは現実ですらない)こともままあります。

例えば老いとか死というのはもちろん誰にでも来ますから、現実化しますけれども、それだってとにかくいつも考えていなければいけないことでもないでしょう。

心にある無駄な考えや思い、不安や恐怖といったネガティブな気持ち、そうした心の無駄な情報が我々の生活を時に阻害し、あるいは現実的に病気にさせたり、不安や恐怖からチャレンジできない自分にしているわけですよね。もとは心の中に巣くっていただけなのに、そうなると現実世界にまで影響が出てしまう。これは何とかしないといけない、と私Kusunoko-CIは心から思います。なので5Sの特に最初のS=整理をしなくてはならないというわけです。この整理は、要不要なものを分けて、必要なものだけを職場に置く段階でしたね。

瞑想 ネットの情報

私Kusunoko-CI、この瞑想というものに大変興味がありまして、かつこの「考えすぎる性格」と相まって今まで何回瞑想にトライしたかわかりません。情報を調べ、本を読み、はては瞑想から自律神経をリラックスさせる方法、そして自分でできるヒプノセラピーなどというものまでやってみました。最後のは自己催眠療法なのですが、精神科の先生に「お勧めしません」といわれやめました。生兵法はけがのもとという理由からですね。

とにかく一生懸命、いろんなことを試したのですが、うまくいきません。例えば

  • 15分でいい→この15分ができない。15分常に何か考えている。
  • 15分で(略)→寝ている
  • 呼吸にのみ15分集中→そもそも15分も集中できない
  • アプリを使う→瞑想アプリは何かの自然音(鳥のさえずり、風の音、波など)を聞くことを勧めていますが、これすら集中力をかき乱す、あるいは寝る
  • 思考の行く末を見守る→見守るつもりが考えている
  • CDで男の人がなんか言っているのを聞く→うさんくさいと感じてしまう

などなど。

私の失敗の歴史なのでお恥ずかしい限りなのですが、どれを試してもいまいちうまくいかず、長続きもしませんでした。

そこで今回、私はすっかりやり方を変えました。もう人の言う通りできないなら、自分で簡単にできることを作っちゃえということで、「我流」です。だっていろんな本から情報まで試してみてできないということは、これらは私には合わないということですよね? やってみてないなら何も言うことはできませんが、試してみてこれらは私には合わないとわかったわけで、これはこれで収穫です。ちなみに私は、世にあるいろいろな瞑想方法をもちろん否定しているわけではありません、念のため。ただ私には合わなかったと。

瞑想 やり方

続けられていないことが、まずはもっとも効果を期待できない理由ですよね。最近の脳の研究から分かった、変化を受け入れられない脳の特徴、そして学びの20時間の方法を踏まえ、編み出したやり方が以下です。

  • 静かに、邪魔されないところに行く(私の場合ホワイトイズならOKです)
  • 呼吸に集中する
  • まずは1呼吸サイクル(吸う・吐く)に集中
  • 呼吸はなるべく大きめに〈7~8秒くらいで吸う・吐く〉
  • 目を開ける(終了)

以上です。

「え、呼吸一回きりですか?」と問われたら「Yes」と答えます。一回こっきりです。楽でしょう? もうね、私はその5分でも10分でも、ひとところに座って目を閉じ、呼吸を数えて云々というのができないんです。こういうことには堪え性がないというか、とても難しい。

であれば、もういっそのこと呼吸一回、吸う・吐くに集中して、少なくともこの7秒~8秒くらいの間は何も考えない、という「何もしないよりまし」理論で行こうと思います。それで皆さん是非この1回呼吸瞑想を試してみてほしいんですが、侮るなかれ意外と落ち着くんですよ! この一回だけでも。

だいたい人が何か不安や恐怖に支配されているとき、その呼吸は浅く早くなっています。そして我々はこのことに気づいてさえいません。なので、不安な気持ちが襲ってきたらまずは一回深呼吸でいいじゃないですか。シンプルで。やりやすいし、あーだこーだ考える必要もないし。そこそこ落ち着くし、そこそこ落ち着けばまた何か他の対処のしようもありますよね。

それでもし一回の呼吸がうまくいくならば、2回続けてみてもいいでしょうし、3回くらいまでならいけるかもしれない。そして今日は3回までやったら、明日は4回くらい行けるかもしれない。明後日は5回か6回は・・・と少しづつ時間を延ばせばいいんじゃないでしょうか? まさに変化を脳に悟られないようにするスモールステップの原理の応用です。

瞑想 効果

もうここに書くまでもないですよね。いま試してみて皆さん効果は何となく感じているはず。あとは続けていくことですよね。以前も書きましたがだいたい21日間で人は変化に順応し始める。私の体感だと1か月なんで、単純に計算して、1回8秒の超ショート瞑想を30日、1日一回ずつ呼吸を増やしたとして、30日後には240秒まで集中できてます。4分ですね。こうなるともう悪くない数字ですよね。

で、最初に述べました5Sですけども、要は頭の中にムダのないcrystal clearな状態を作るということです。とにかく我々現代人は不必要な情報の中に浸り過ぎている。ネットサーフィンやっているとどれだけの時間を浪費してしまいますか? しかも毎日、何十分、1年に換算するととんでもない時間を無益に過ごしていることになります。

それに、私のように考えすぎる人間は、「考えても仕方のないこと」に時間を使いすぎてしまいます。考えても仕方のないことは、考えても変えようのないもの、すなわち「過去と他人」です。もっと有益なことに目を向けたいですよね。変えられること=「自分と未来」に目を向けられれば、少なくとも何か身になるアクションを取っていくことができます。

5Sができているというのは、必要なもののみが作業場にある状態です。不必要なものは捨てましょう。それは確実に生産性を下げていますから。ですので、瞑想=5Sの整理、考えて有益な(生産的な)ことだけ頭に置いていけるようになりたいですね。

まとめ

みなさんいかがでしょうか?瞑想と5S、正確には最初のSの整理ですけども、瞑想ってそういう効果もあるんだなー、と私は以前から感じていました。続けていきましょう。少しづつ。そして、生産的なこと、自分の成長のために時間を使って、「そもそも不安を持つことがないような状態」を獲得できたら素敵ですよね。だいたいの煩わしさは外部からもたらされます。しかし、気にしても外部のことは変えられない。であれば変えられる自分や未来のことに目を向けてたほうが断然いい。こうした小さな成果の積み重ねが、いつか大きな成功を生みます。今書いてて思いましたが、強い人というのは、しっかりしたルール(例えば5Sをやり切ることのできる強い企業のように)を作り、愚直に実行できる人と定義できるかもしれません。

最後にもう一度、私はお医者さんでも何でもないので、本当にしんどい方はしかるべき専門医にご相談することをお勧めいたします。

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