保存版:参加してみた! NLP入門コース Vol.2

NLP Introductory Course Vol.2

前回、息子が某ト〇カのバカ高いおもちゃを買ってほしくて、泣き叫んでいた話をお伝えしました。一日たってだいぶ落ち着いたのかと思いきや、残念ながらまだ忘れておらず。何かの拍子に泣き始めるという。そんなに欲しいのか。ちょっと見ていてかわいそうになってきますね。

とはいえ、ここで認めてしまったら「泣いてごねれば、望みがかなう」というメッセージを送ってしまいかねません。一応家長としてこういうところはびしっと決めなくてはいけない。ということで、これに関しては「今回は買わない」。理由は高すぎること、すでに最近はクリスマスなどでいっぱいおもちゃをもらう機会があったこと、そして、あんまり学びの要素が感じられない、ということを理由にしております。

ちょっとかじったNLPのように説得ができるかと思ったのですが、なんせまだこっちの言ってることがあんまり理解できていないので、言語プログラムは使えませんでした。いやわかんない。マスタートレーナーの方とかは、できるのかもしれないですね。

さてそんな話でNLPです。前回は、NLPってなに?、というとこころから、系列や歴史的な部分ざっくり書いておきました。そこで今回は、具体的にどんなことをしていくのか教えてもらった内容を、自分の中で整理することもかねて、書いて行こうかと思います。

NLPコース

今回Kusunoko-CIが参加したセミナーの主催、日本NLPアカデミーさんで提供しているコースは、以下の3つ。

  • NLPプラクティショナーコース
  • NLPマスタープラクティショナー
  • NLPトレーナーズトレーニングコース

です。基本、上位のクラスを受講するためには、下位のコースを履修していることが必須条件となるようです。ということは、トレーナーになりたければ、最初から全部受けるしかないということですね。

あと「NLPのエッセンスを2日間で学ぶ:NLPエッセンス2日間コース」(7万円)というのもありました。日程を見てみると、NLPプラクティショナーコースとかぶる形で設定されているので、もしかすると最初の2回の内容が、そういう向きのものなのかもしれませんね。

NLPコース価格

なので、私がもし始めるならば、一番最初の「NLPプラクティショナーコース」からです。

こちら、10日間で30万円です(早期割引って書いてある)。ついでに言うと、2番目のNLPマスタープラクティショナーコースで早期割引価格33万円。NLPトレーナーズトレーニングコースというのは、webpageに記載なしです。時価ですかね。

日程を見てみますと、土日コースの場合、一回につき7時間くらいかけるようです。ってことは70時間ですから、費用は1時間あたり4,286円也。これを高いとみるか安いとみるか。専門技能を学ぶ費用としては、決して高くはないかなという印象です。ちなみにメンタリストDaigoさん、一回の講演で300万ですからね。彼のWebpage で見るかぎり2時間くらいですか。ただしすべてオーダーメードでやってらっしゃるようで、中身への自信も含めだてにこの値段で価格設定しているようではないです。

ちょっと話がそれましたが。ちなみに教材費など、追加の料金は一切ないということですから、その辺は安心ですね。学生さんは10万円キャッシュバックかー、いいなー。

NLPコーススタイル

だいたいコースの中では1日3回くらい違ったセッションを行うのだそうです。その後3人一組になって、ワークを行う。学んだ内容を実践しながら、互いにフィードバックしあう。うん、いろいろ実践してみるというのは面白いですよね。読んだだけ、聞いただけのものと違って、体験したことは心に残りますからね。

大事なことは、この学んだことの気づきを確認しあうところにあるのだとか。

そして、受講者は机は一切使わない。我々も椅子に座って、障害物なしにトレーナー方と向き合う形で座ります。ここNLPの特徴なのだそうで、トレーナーの方は、受講者の体の動きゃしぐさ表情などを読み取りながら進行させていくとのことで、なかなか面白いですよね。

実際に受講者の生の体験や経験が題材となるので、ワークはいつもぶっつけ本番。どこへ行くかわからないのだそう。確かにそれは、かなり技量が問われる気がしました。

NLPのコースはちなみに、トレーナーがどういう媒体であれ資料を使って話をするというのは禁じられれているそうです。紙をもって話しているのもだめ、パワポとか使っているのもだめ。なので、その団体やトレーナーが資料やパワポを使いながら話し始めたら、そこはあんまりよろしくないところと思っていいですよ、とのことでした。進行内容等は、すべてホワイトボードに書き出してあるんだそうです。

NLPとは標準化とヨコテンである

NLPのもとになったのは、3人の天才的セラピストの患者さんへのアプローチの仕方なんだそうです。以下その3人のお名前です。

  • ヴァージニア・サティア女史 (1916年 – 1988年):家族療法の創始者の1人であり、後に『家族療法の母』と呼ばれる。
  • フレデリック・パールズ氏(1893年 – 1970年):精神科医であり、ゲシュタルト療法の創始者。
  • ミルトン・エリクソン氏(1901年 – 1980年):精神科医で20世紀最高の催眠療法家と言われる。

(日本NLPアカデミーさんより)

この最後のエリクソンという人は、私も大学の時の心理学で学んだ記憶があります(先生になるためには当時、最低でも児童心理・青年心理・一般心理・教育心理の4つを学ばなくてはならなかったです、今はわかりませんが)。

で、この創始者のグリンダー博士とバンドラーさんは、3人のセラピストが持つ共通性に気づきました。そしてその3人のセラピストの「言葉づかい」、「行動パターン」、「無意識の扱い方」を観察、研究、さらに言語学・心理学などを取り入れて、NLPを体系的な心を扱う技法として確立させていきます。

お二人は、心の取り扱いに悩む多くの人々を導いた、天才セラピスト達の技法をわかりやすくまとめた。そして、誰でも同じようにやれば同じような結果が出るようなものに仕上げていったということですね。我々学ぶものは、うまく言ってるやり方の「型」をまねていけば、それなりの成果が得られるということがわかっているわけです。いわゆる科学とそうでないものを分けるのが「再現性」でありますから、この点NLPは科学的技法であるといって何ら問題ないと思います。

つまり、トヨタのカイゼンふうに言えば、カイゼンされてうまくいっている作業を要素に分解・分析して、他の作業者でも使えるようにまとめる標準化をした、ということになりますか。そして我々は、そうしたすでに成功したカイゼン例をヨコテン(横展:カイゼン事例をほかの工場や作業場へ展開していく行為)し享受する、という図式が成り立つわけですね。ついでに言うと、私たちがトレーニングで教えていたトヨタカイゼンの問題解決の手法の中にもこんな部分があります:「なんでうまくいった(あるいはいかなかったも含めて)のかを説明できないカイゼンに意味はない。どうやってうまくいたのか理由を説明できるようにしよう」です。ラッキーなことにとかいう再現性のない説明ではいかんわけです。ヨコテンできなくなっちゃいますからね。

ちなみに、こうやってうまく言ってるものを真似て試していくこをモデリングというのだそうです。精神科医の樺沢先生も、このモデリングの重要性を、よく説いておられます(樺沢先生ブログ)。

ですので皆さん、真似ましょう。どんどん。真似ていいんですよ。カイゼンでもよく「車輪を再発明するな」といって、他のカイゼン事例をどんどん取り込むことが推奨されています。

まとめ

そんなわけで今回は、NLP入門コース体験談のVol.2でした。NLPコースってどうなってるの? 価格ってどんな感じ? 中身はどんなふうなの? 信頼おけるの? ということを確認してみました。Kusunoko-CI的には、科学的であるが故、信頼置けそうな気がしています。方法論的には。あとは、いい団体さんやトレーナーさんと出会えるのかどうかというのも、大きな要因になってくるかとは思いますが。

次回は、いよいよNLPが教える中身について、入門コースで教えていただいたことについて触れてみたいと思っています。

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