国際結婚ってどうよ? How is international marriage?
皆さんは、ご結婚はされていますか? はい私はしています。国際結婚です。ちなみに結婚自体も2回目になりますので、ある意味エキスパートです。さて、そこで今回は、興味ある人には興味あるこの国際結婚を、国際結婚歴7年目のKusunoko-CIが考察し、これからするかもという人も、今してるという人にも、なんとなくためになる記事、になるようお送りしてまいります!
国際結婚 メリット・デメリット
先ほども述べました通り、私結婚2度目になりまして、1度目は普通に日本人の方と結婚していました。で、いろいろ訳あって離婚に至り、一人人生をさまようことたぶん7年(くらい)、今のお嫁様にラッキーなことに出会うことができまして、めでたく結婚いたしました。なんでたぶん7年かっていうと、その辺の7年くらいが人生で一番ひどい時期だったので、あんまり記憶がないんです。それくらいショックだったのね、いろいろ。
それはさておき、国際結婚ってどう? という質問もあったりなかったり、でもやっぱりなんでもそうですけど、いいところも悪いところもあると思います。で、今思いつく限り上げてみるとするとこんな感じかな。
メリット
- 面白い。異文化異言語なので分かり合う努力は純粋に面白いです。いまだにお互いの文化や慣習を説明しあう中で、へーそーなんだーと感心したり、毎日楽しいです。
- 英語学習。うちのお嫁様はフィリピン人ですが、英語が堪能で、付き合ってる時からずいぶん英語ではお世話になりました。そして日常すべてを英語で必要があるため、語彙の増え方はいまだに半端ないです。彼女も現在日本語勉強中。
- 嫁の故郷が外国というのは、その国と密接なつながりを持ちやすい。しかも例えばそこでビジネスをやったり不動産をもったりするのもやりやすいです。現地の人じゃないとわからない情報や、商慣習なども生の声を聞けて大変役立ちます。
- 日本再発見。今まだお嫁様にとっては、日本のすべてが新しい(まだサウジから帰ってきて間もないです)。これは何? どういう意味? なぜ? という質問に答えるとき、こちらもあいまいだったりするので、調べたり自分の中で最消化したりします。日本という国や文化を再発見できていいですよ。
- どこへでも行ける感。日本で生まれ日本で育ち、日本語しか話せない人が、海外で生きるというのは結構ハードルが高いかもですね。その点、彼女とならどこへ行っても何とかなりそうな気がします。順応性、かなり高いです。
- 異国情緒。生活が日本色からExoticなものに変わります。食べ物、飲み物、色彩、生活習慣などなど。
デメリット
デメリットも、もちろんあります。
- 言葉が通じない。緊急を要する時や具合の悪い時も、英語でやり取りするので、しんどいこともありました。しかしこの「退路立たれた感」は、むしろ何事があっても先へ進むためのBenefitか。
- 日本語がわからない。ということは、私が行政や銀行、子供の福祉・教育、病院(予防接種とか)のことを全てやらなくてはいけない。もちろん彼女も日本語を勉強していますが、複雑なことはわからないし電話はかなりハードルが高い。でもこれも、特に子供の件に関しては、パパも絶対的にCommitできるという点でうれしい悲鳴。
- 時々日本の習慣からは受け入れられないことをしでかす。これはもう、仕方ない。ちょっとずつ学んでね。例えば、箸と箸で食べ物をつい受け渡してしまう、Amazonの箱にうちの名前と住所がくっついたまま捨ててしまった(読めないから)。
- 里帰りの飛行機代が高い。稼ぐよ、頑張って稼ぎます。
こんなところでしょうか?
国際結婚したい?
国際結婚したいですか? 私は勧めも否定もしません。私は本当にラッキーで、いいお嫁様に出会ったら、それがたまたま日本人じゃなかったというだけでした。でも、なにか思うところがあってどうしても国際結婚したいというのなら、確率の上がるヒントを差し上げることは可能です。
- 出会いの確立を上げる。当たり前ですけど、私の嫁がフィリピン人なのは、私がフィリピンという国と関わりを持ったからですよね。南アフリカ人と結婚したいなら、南アフリカと関わりのある生活をしないといけない。例えば、仕事が密接にかかわっていていつも顔を合わすとか、そこに住まなくてはいけないとか。それなしにはちょっと厳しい。
- 言語。世の中にはまったく言語で意思疎通できないけどカップル、という人達もいるかもしれませんが。お互いの思ってることを理解しあえるというのは、国が同じだろうが違っていようが一番需要な要素になると思います。逆に、日本人カップルでも適切な意思疎通ができなければ、うまくいかないですよね。
- 相互理解。言語が通じるのが大前提、そして相互で理解しあえるかがその次のキーです。同じ価値観持てそうですか? Core Valueとかに近いものがあると思うのですが、本当に大事なものがお互い共有できないなら、そういう相手は国籍問わず止めた方がいい。あまりいい結果が見えない。
- 努力。育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイです。それを踏まえたうえで、言葉を尽くし、尊重しあって分かり合う努力をすることが、いい関係を築くためには必須です。
- 愛情表現。特に日本人男性の方必見。外国人嫁たちから、不満の声が上がっていますよ! ちゃんと「愛してる」とか言ってください。言わないとわかりませんし伝わりません。恥かしいとか言ってる場合じゃない。これが日本人は本当に下手で下手で、という苦情をよく聞きます。それからお嫁さんは家事手伝いとかお母さんとかじゃないですから、一緒に家庭のことやってください。
とここまで書いてきて思いましたが、これ、別に国際結婚じゃなくても当てはまりますよね。夫婦円満の教えみたいになってしまいました。
あとは在留資格がちょっとめんどくさかったけど、これも普通に結婚していて、うちみたいに子供がいるのであればどうということはない。その都市の法務局(入国管理局)の指示に従えば問題なく許可が下りるでしょう。
国際結婚の苦労
ネットではよく出てきますね。苦労話。まとめると
- 親が反対
- 差別にあう(子供含む)
- こんなはずじゃなかった (Before & Afterの差)
- 生活習慣や宗教が違いすぎる
だいたいこんな感じでしょうか?
親が反対
どれもわかるのですが、最初の親が反対、これはなかなか大変ですよね。うちはラッキーなことに受け入れられましたけど、いろんな理由からダメという人も多いのかもしれません。でも結局のところ、どちらを取るかという覚悟の問題。親がダメというのでダメなのなら、それはそれで判断基準ですからね。
差別
これは結構きつい。子を持つ親としては、とくに子供にそんなことがあったら、と思うと嫌な気持ちになりますね。ごくたまーにお嫁様に対してそういう態度をとる人もいますし。子供に関しては、しっかりと躾や教育を施し、変に突っ込まれることのないよう育てています。だらしない、暴力的だ、礼儀を知らないなどなど、そういうことに目が行くと、人は親が日本人じゃないということ(関係ないとしても)とつなげて判断しがちなものです。そして、息子にはよく言っていますが、強くあれと。強くかつ優しくあれば、たいがいのことは乗り越えていけるのではと思います。あとまぁ差別する人は、基本残念な人たちなので、あまり気にしても仕方がない。
こんなはずじゃなかった (Before & Afterの差)
これはもう事前調査がなってなかったというしか。よく聞きますね、結婚の約束して貢いでいたら、すでに本国に旦那がいたとか、結婚したら親せきという名の大量のぶら下がりを抱える羽目になった、とか。事前に見極めるしかないです。現地現物です。ほれたはれたで舞い上がるのもわかりますが、異言語異文化異環境で、リスクが高いのも国際結婚です。よーく見極めてください。試すようなことはよくないかもしれませんが、身辺調査はしっかりと。
生活習慣や宗教が違いすぎる
これも前述の話に近いものがありますが。全く同じものを求めるなら国際結婚はお勧めしません。そういう違いも楽しめるというのなら、事前に暮らしてみたりしてみたうえで結婚に踏み切りましょう。
まとめ
さて今回は国際結婚についてまとめてみました。書いてて思いましたけど、本当にあんまり国際結婚か日本人同士かって関係ないような感じの話になりました。お互いを尊重し、理解し、言葉を交わして関係を築く努力をし続ける、というのは万国カップルに共通ではないでしょうか? 1回目の失敗があるから言えることも多々ありました。大事にしましょう。一番近い存在ですからね! 失敗から学ぶ限り、それは失敗ではない!