サウジアラビア Saudi Arabia

さて皆さん、サウジアラビアという国に対してどんなイメージを持ってらっしゃいますか? 石油・戒律が厳しい、ラクダと砂漠、イスラム教、なんかちょっと怖いイメージ・・・という感じでしょうか。みんな正解です! そしてこれは私がサウジに行く前に持っていたサウジに対するイメージです。日本人にとっては、正直このくらいまでの認識しかないと思うんですがいかがでしょう? そこで今回は少しサウジアラビアという国についてのお話をしてみたいと思います。

Jeddah Corniche in front of Red Sea

サウジアラビアという国

私はサウジアラビアのJeddah市という、国の西側Red Seaという海に面した都市に7年間住んでいました。海が近いっていうのは気分転換にはいいですね。ちょうど上の写真がRed Seaとその近辺を撮った写真で、この辺はきれいなところも多い場所。王族とか、お金持ちが住んでるエリアでもあります。

ジェッダモニュメントと息子

サウジアラビアはアラビア半島にある国で、国土のほとんどが砂漠です。首都はリヤド。すごく乾いていて暑い国です。5月くらいには40℃越えも当たり前、時には50℃を超えることも。そうすると政府から今日は外で働かかないようにとアナウンスメントがあったりします。降水量は少なめですが、2-3年に一回、結構降る。そうすると排水設備が拙いので、町は一気に30-50cmくらい水につかります。車はSUVとかにした方がいいですよ。道に穴ぼこも多いですしね!そして飛ばす。Kusunoko-CI、もらい事故にあって1台廃車にしました。生きててよかった!

リヤド ”栓抜き” タワー

国名

サウジアラビアの正式名称は「Kingdom of Saudi Arabia」。この国名は「サウド家のアラビア」という意味で、今の王家がこの半島を手中に収めた時そう名付けました。この国はSaudさん一家の持ち物です。だから、ある土地が個人所有なのか政府(Saudさん)所有の土地なのかわからなくなって、結構もめたりしてます。土地を専門に扱う裁判所はいつも大賑わいだ!

Kusunoko-CI スター付きサウジ

サウジアラビアは、イスラム教の3大聖地の二つ、マッカ(メッカ)とメディナを抱えています。宗教は言うまでもなくイスラム教です。外国人も多く生活していて、特にフィリピン人、インド人は100万単位で住んでいますから、彼らのコミュニティは大きいです。

現在の元首は、サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王です。ちなみにサウジアラビアには国会や成文化された憲法はありません。国王が首相を兼務し、重要なポストは王族が占めています。国会が無いので立法権を有した機関はありません。司法は厳格なイスラム法によって成り立っています。ちなみにこの名前にある「ビン」というのは、そのあとに続く名前の「息子」を意味していまして、このSalman国王は、Abdulazeezの息子さんであることを表しています。

サウジアラビア 観光 旅行

私は今でもサウジ人の友人たちと交流があります。かけがえのない財産です。ほんとに良くしてもらったなぁ。Amroさんとか元気かな。彼は私が国を去るとき、「来たかったらいつでも言ってね、(ビザの」スポンサーになるから」といってくれました。そしたらRamyさん(別のサウジ人の友達)が、「え、なんでここに来るの? どこかほかのとこ行けばいいじゃん、こんなところじゃなくて」って言ってました。そう、私にとっては思い出深い土地ですが、住んでてしかも旅慣れてる人には、「同じ金払うならほか行った方がいい国」であったりします。正直、同じ時間かけるなら、トルコとか行くかも。ごめんサウジのみなさん!

観光名所は、マダインサーレとか遺跡もあります(サウジ唯一の世界遺産)。簡単には行けないから行く価値はありますね。あとムスリムの方は、やっぱり生涯に一度はマッカに行く(できることなら)が推奨されています。

マダインサーレ

サウジアラビア 治安

治安はいいです。もちろん犯罪はありますが、今ならもう日本の都市部・繁華街のほうが危ないかもという感じです。総合的な判断で。もちろん海外で異文化の土地ですから、気を付けないといけないですが。

完全な車社会で、UberとかKareem(Uberの中東版)ができるまでは、ほんとに旦那さんがどこへ行くのも運転手になるというのが普通でした。駐在者は、運転手付きが基本。外歩いてる人というのはほとんどいません。暑すぎて歩けないし、歩道や横断歩道もユーザーフレンドリーにはできていないですしね。そうなると、基本車で移動、いつも家族一緒、お酒もないし、いくところはショッピングモールくらいしかない、となればあんまり危険に遭遇する機会はなくなるのはイメージできますよね。

でももちろん、ムスリムの国ですから、尊重と尊敬だけは忘れずに。あくまで外国人なんで。それさえ忘れなければ危ないことはないです。

危ないこと避けるためのことを書いておきましょう。Iqama(身分証)必ず持ち歩くこと(Visitorならパスポート)、あんまり砂漠奥深くまで行かない(ガソリン切れるとマジで死にます)、マッカにはいかないこと(ムスリムじゃないとは入れませんが、間違って入ってしまうことがあり、危ない時もある)、交通ルールを守る(基本ですね)、あんまり歩かない(ま、歩けないとは思いますが)、リヤドに行く方、お祈り時間中(1日五回)は水飲んでたりしても怒られますから、公共の場では控えてください。あとは宗教がらみですが、ご自分の宗教が何であれ、あまりあからさまに活動はしないように。仏教は大丈夫でしょうけども。あとは今はイエメンと交戦中なので、ミサイルが飛んでこないこと祈るばかりです。

Iqama、今は正式にはMuqeem

アラビア語

Kusunoko-CIも結構頑張ってアラビア語勉強しましたが、英語にかまけてしまって取得はならず。でもここにいくつか、サバイバルな言葉を載せておきましょう。

アッサラームアレイクム:これはいつでどこでも使える挨拶です。出会ったとき、こんにちはの意味合い、その場を去る時も使えます。ちなみにあいさつで言われたら、「ワ アレイコムアッサラーム」と答えましょう。短いバージョンだと「アッサラーム」。常套句には神様を表す「アラー」が入ってます(この場合アレイクムのところ)。インシャーラ

ケイフハラック?:ご機嫌いかが? 英語のHow are you? です。

アルハムドゥレラ:いいです(このケイフハラックにこたえる形で)。アラーのご加護のおかげで、fineですという意味合いです。ちなみにここまでワンセットです。アッサラームアレイクム→ケイフハラック?→アルハムドゥレラのような流れ。毎日会社でこのあいさつから一日が始まる。

シュクラン:Thank you、シュクラン・ジャズィーラン=Thank you very much.です。ジーじゃないです、ズィーです。

マーフィームシュケラ:問題ない、「いいよいいよ、大丈夫」みたいに言いたいときにも使えます。

アラトゥール:まっすぐ

ヤミーン:右

ヤサール:左

ヘナ:ここ(ここで止まって)

フナ:そこ(そこまで行って)。この5つタクシー用語ですね。

ラ!:No, ラララララ=強い否定。

アイワ:Yes

カムハーダ?:いくら?

ハラス?:終わった?(買い物や手続きしていて、今ここを去っていいのか、まだ何か必要でいないといけないのかわからない時ありますよね? そんな時「ハラス?」というと「ハラスハラス」(終わったよ、行っていいよ)と答えてくれます。ちなみにこのは「は」はKhの「は」。喉の奥で作る音で、日本語言うとKとHの混じった音になります、Khalas.。あとは文脈によっては「enough」とか「うるさい、もう議論終わり!」みたいに使ったりしますね。

マアッサラーマ:さよなら。

アッサラームアレイクム

サウジアラビア 女性 

ムスリムでない私は、サウジ人の女性と話す機会というのはほとんどありませんでした。うちの嫁は息子のplay schoolなんかで話す機会はあったみたいですね。あとは会社にも私が辞める寸前、徐々に女性が増えてきてました。政府の意向というやつで。

サウジ人だけではないですが、中東のムスリムの女性は男性に笑顔は見せません。厳密に言うと、私が妻と一緒にいて、家族と家族みたいには話していれば、笑顔は出ます。でも例えば、妻がトイレに行って、あちらの旦那さんも子供と話していて、たまたま会話が二人だけになりますね。そうすると笑顔なしです。これは、笑顔をみせること自体が、異性を誘惑することになるという考え方からです。特に嫌われているわけではないのでご安心を。

2019年現在、旅行者はAbayaを着なくてもいいというお触れが出るとの話が出ていますが。Abayaというのはこれです。

Abaya

「美しいものは隠す」という思想の元、女性は必ずこれを着る。温度を配慮してすごく薄いですけどね、それでも来てると暑いです。もう一枚着ることになるわけですから。うちの嫁も最大10枚くらい持ってました。「なんでそんなにいるの?」って聞いたら、「だってこれくらいしかおしゃれみたいなことできないじゃん!」ということで、わからんでもない。ちなみに、結婚式は、男性は男性、女性は女性でホームパーティみたいのやりますから、女性は、まぁすごいの着てるみたいですね。着飾るチャンスはここ、みたいに。ちなみにピンキリですが、Abaya1枚150リヤル(4500円、1リヤル=30円計算で)くらいから。もちろん高いのはいくらでも。

女性は、結構抑圧されてるように見えましたね。今はだいぶ変わってきましたが。サウジの女性が自由を求めて国外脱出なんて話も聞きます。でも、2018年7月から、女性も車の免許が取れるようになり、私の友人の奥さんたちも免許取り始めてました。社会改革も進んでいます。どう変わっていくのか、動向が本当に興味深い国ですね。

まとめ

以上、私が知っているサウジアラビアという国をつらつらと書きこんでみました。まだまだ、ビジネスであるとか、生活の細かいこととか、出入国の注意点とか、食べ物、買い物、病院のかかり方、語りたいことは山ほどありますが、まぁ今回はこの辺で。でも、断言できるのは「あなたが思い描く怖いサウジの80%は間違いです」。ですが冒頭に述べた「石油・戒律が厳しい、ラクダと砂漠、イスラム教」の99%くらいはあってます。というなかなか面白い国で、そしてそこに住んでいる私の友人たちはみな、気のいい素敵な人間ばかりですよ。 I miss Jeddah!

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