一瞬で心が安定する 誰にでもできる、とっておきの方法
Much-valued way to stabilize your mind, instantly

皆さん、今日も元気はつらつですか? なんかのドリンクの宣伝みたいに始めてみました。
本日は、うちのお嫁さん、ちょっとナーバスなっていました。現在運転免許を取りに行っていますが、それも結構大変だし、あとはちょっと家族のことで心配事がでて。ちょっと感情的に不安定になっていました。
そんな時は誰でもあるものです。自慢じゃないけど、私なんていつもでした。私ほど安定なんてことから程遠い人もいないんじゃないか、というくらいでしたが。最近はおかげさまで、結構自分で自分を安定させる術を身に着けてまいりました。
そこで今回は、「一瞬で心が安定する、とっておきの方法」をご紹介したいと思います!
気にしない

一番いいのは、気にしないことです。
はい、今「無理です」、という言葉が聞こえてきました。なになに? 「そんなのできたら苦労はしない」? ですよね!
それが一番いい方法なのは、おそらく誰でも、百も承知ですよね。でも、それができない。
お釈迦様も、「すべてのこだわりを捨てなさい。あなたのこだわりが苦しみを生んでいるんです」みたいなことおっしゃっているんですが。それができないんですよ、そう簡単には。
あれですかね、禅とかいって、心を無にする訓練とかするといいんですかね? 正直惹かれますけど。
私の高校時代の友人は、「お前は、比叡山とか行って、野山駆け巡って修行とかしたいと思てるんだろう?」って言われたことあります。はいYes です。やってみたいですね。でもきついのは無理です、ヘタレなんで。
でも、気にしないというの、以前もまとめましたが、本当にいい考え方です。
まずは、「・・・・と感じているなー」と思いっきり他人事にしてみるだけで、気持ちの在り様が変わってきますから、お試しください。
上の二つのリンクは、そうした方法論のまとめです。Tryしてみてください。自分でいうのもなんですけど、結構効きますよ。
アンカリング


そして今回、心が不安定になったときにお勧めしたいのが「アンカリング」です。
ちなみにこれは、マーケティングでいうところの「アンカリング」とは全然違いますのでご注意ください(ちなみに、マーケティングの「アンカリング」に興味がある方はこちらへ)。
そちらではなく、主にNLPで使われているアンカリングです。
アンカリングの「アンカー」は、船の錨のアンカーです。
簡単に言えば、自分で前もって決めておいた心の状態を「アンカー」しておく。そうすることによって、このアンカリングを行えば、あなたという「船」はいつでもその錨を下したところ(前もって決めた心の状態)へ、すぐに戻ることができる。
どうです素敵でしょう?
では、早速具体的に手順です。
- 決めましょう。どのような心の状態になりたいですか? 家族とどこか特別な場所で休暇を過ごして、心の底から笑いあってるような、幸せな瞬間ですか? それとも、自分がもっともリーダーシップを発揮して、100%自信に満ち溢れている状態ですか?まずは、「投錨地」を決めてください。それはあなた次第ですし、何なら、複数持つことも可能です。場面場面で帰港するところを変えたいというのは、あるかもしれませんね。
- 投錨した場所(感じたい心の状態)が決まったら、イメージしてください。「いま、あなたはそこにいます」。今まさに、その状態にいる自分。するとどうでしょう。あなたの心は、あなたの脳は、あなたの体は、今まさにそこにいるような錯覚を起こします。感じられますか? その高揚感。あるいは多幸感。感じてください、心ゆくまで。今、あなたは、まごうことなくその瞬間にいます。
- そうしましたら、体に何かしらのサインを植え付けます。例えば、左手首付け根を、右手人差し指で4回突く、とか。両手で握ったこぶしを、あばらの一番下に位置するところにあてて、そこを3回叩くとか。何でもいいんです。ただし、ちょっと日常ではやらないような行動にするといいでしょう。どうですか、まだ2番の感情を感じながら、それが出来ていますか?
- 2番と3番を、何回か繰り返してください。そうすることによって、2番でイメージする感情が、3番で決めたアクションと結びつきます。強化のために何回か試してください。感情を思い返して感じては、アクションを取る。これを、そうですね10回くらいやってみますか。いかがですか?
- 確認します。今度は、行動が先です。あなたが決めたアクション(左手首付け根を、右手人差し指で4回突く。あるいはあばらの一番下に位置するところに拳をあてて、そこを3回叩く)を起こしてみると、心が動いていませんか? Kusunoko-CIは、根が単純なんで、すぐに心の変化を感じました。
これで、あなたがなりたい、あなたの心への「アンカリング」は終了です。
今あなたは、そんな心の状態であれ、あなたが前もって決めた「投錨地」に帰る方法を手に入れました。
どんなに、情緒不安定になっても、外的刺激に圧倒されても、あなたには戻れる場所があります、今。
気にしない+アンカリング


Kusunoko-CIが最近気に入ってるのが、この二つの「合わせ技」です。
まずは「気にしない」ために、「・・・・と感じているなー」と思うわけです。これぐらいなら難しくないですよね。
で、私の場合のアンカリング合図は、胸を人差し指と中指で4回たたくことなんですが、まぁだいたいこれをやると気持ちがずーーーーと落ち着きます。
私は自分の両親と、今の自分の家族で過ごしている時間が、人生の中でもっとも価値ある幸せな時間なのですが、ここへ戻るようにプログラミングしました。なので、何があっても、瞬時にここへ戻っていくことができます。お得です。
で、冒頭で紹介した嫁の状態ですが、教えてあげました。
彼女の場合は、投錨地として、幼少の頃のガールスカウトでリーダーシップをとった瞬間をイメージしたみたいです。そこが、彼女にとって、もっとも自信をもった自分を感じた時だったようで。
で、彼女の場合は、その瞬間に戻るアクションとして、自分の胸のあたりを平手で3回たたく、というふうに決めました。
だいぶ落ち着いて、考えられるようになったとのことで、今後様子を見守っていきたいと思います。
ところで、1番でも述べたように、アンカリングのポイントは、別に一つである必要もないのかなと思います。
私の場合は、幸福な瞬間は、「胸を人差し指と中指で4回たたくこと」、そしてリーダーシップは同じく胸を、平手で二回たたくこと、というふうにしています。
もちろん50個とかあると、もう何が何やらマネージできないとは思います。が、何個か持っておくというのもありですよね。あるいは全能感、ということで一個にまとめちゃうのもいいかもしれません。
どうですか? 私はこういう合わせ技、大好きです。
私の経験上、脱力して「・・・・と感じているなー」と思った後、このアンカリングをやると、もうほとんどすべてのことが、いい意味でどうでもよくなります。
まとめ
ということで今回は、「アンカリング」の手法をお伝えしました。
これ要は、「条件反射」の感覚にちかいです。あの有名な「ベルが鳴ったらよだれが出る」犬の実験ですね(パブロフの犬)。
この具体的な例としてよく上げられるのが、もう引退してしまわれましたが、イチロー選手のアンカリングです。残念ながらご本人が、「これは僕のアンカリングなんだよ、フフフ」とか言ってる記事はないので、あくまで記事を書いてる皆さんの推測なんですけども。
でもまぁ、スポーツをやってらっしゃる方は、こういう決まった行動・アクションで自分の心のセッティングをするとよく言われています。
こんな単純な、と思われてしまうかもしれませんが、扱いを知っていれば、我々の心も思考回路も、そう難しいものではないのかもしれません。
そう、それはまるでゲームのやり方を知っていることと、知らずにチャレンジすることの違いのような。やり方を知っていれば、それは特に考える必要のない作業になります。
作業は慣れです。こういうことは作業にしてしまいましょう。
あなたが強ければ、一秒一秒を無駄にせず、もっといろんなことにチャレンジできる。それが心のレジリエンスです。
今日の参考文献です↓。
今日から実践してみます。
村上さん、コメントありがとうございます。
これほんとうに結構ききます。合わせ技でやってみてください。元気出ますよ!