タイ人と働く Work with Thai

最近タイの方と働く機会が多いので、タイ人とどうやったらうまく働いていけるのか、本を読んでみました (『タイ人と働く』ヘンリー・ホームズ & スチャーダー・タントンウィー)。そこで学んだこと、それに自分の経験とを交えながら、ちょっとシェアしてみたいと思います。今回は題して、「タイ人と働く」です。

結論から言うとタイ人と働くのは、いくつかの彼らの歴史的・文化的背景を尊重すればそう難しいことではないというのが私の感想です。

ではその歴史的・文化的特徴で、代表的なものをざっくり書いてみると

  1. ヒエラルキー社会、「分をわきまえる」という考え方
  2. 微笑みの国」というのは本当
  3. 何かを教えるなら個別指導で

こんな感じでしょうか。

1 ヒエラルキー社会、「分をわきまえる」という考え方

彼らは非常にしっかり分けられた階層構造の中に住んでいます。そして目上、権威のある人に対しては、あまりずけずけモノを言ってはいけない、あるいはいろいろ気を使って接しないと、という考えを持っているようです。例えば、とても重要な案件があって、上司に直ちに報告しなくてはならない、という場面があったとします。で、もしその時上司が難しい顔で何かを読んでいる(ただの新聞のクロスワードかもしれない)としましょう。彼らは報告しません。「分をわきまえよう」という考え方ですね。それで問題が大きくなるってこともあるでしょうが、これが彼らの社会の尊敬と気づかいなんです。ちなみにこの「分」というのは前世から来ているそうで、変えようのないものということです。うーん。

2「微笑みの国」というのは本当

彼らは13の違った形の微笑みを持っています。それはいわゆる我々がイメージする楽しい場面ばかりではなく、困ったときや大問題を起こしてしまったときなどにも適用されます。現地の人であれば、その13の笑顔の微小な差異に気が付けるわけですが、我々外国人には難しい。だから信号待ちの車に後ろからぶつかる、そして車から降りてきて「微笑み」ながら話しかけてくる、あるいはぶつかられた側がタイ人で、「微笑み」ながら追突したほうに話しかけているなんてことを見ることがあるかもしれない。彼ら曰く、「起こってしまったものは仕方がない、怒ったり悲壮な顔をして何か問題が解決するのか?」という考え方とのこと。まぁ、確かに一理あるかな。

3 何かをやってもらいたいなら個別指導で

仕事柄トレーニングをよくやるのですが、まず「質問は?」と聞いてもほとんど出てこないです。これは彼らの教育のたまもので、基本タイの学校では「正しい答えを言った人のみが褒められる」という仕組みなんだそうです。率先して手を挙げたとかそういうことは評価されない。減点主義ですね。そして1番の理由とも相まって、「日本から来た=権威」みたいなことを感じてしまっていることもあり、さらに寡黙になってしまうわけです。それでわかってくれてればいいんですが、当然一回聞いたって普通に考えて完全に理解なんかしてないですよね、人間。だから個別に、手取り足取り、じっくり教えることになるわけです。時間はかかりますけどね、その方が確実です。

上杉鷹山の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」というやつですね。山本五十六で有名になってますけども。

タイ人の方々、気はいい人たちばかりです。でも皆さん、タイに旅行に行って、道路を渡るときは細心の注意でね!手押し信号なんか絶対止まってくれないからね!むしろクラクションならされるよ!!

そんなわけで今日はタイ人と働くでした。サバーイ・サバーイ(リラックス、リラーックス!)。

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