7つのムダの優先順位から、その見つけ方まで

Worst muda.

皆さんこんにちは。本日もお疲れ様です。いかがお過ごしでしょうか? いつも業務で、現場改善をサポートしているKusunoko-CIです。

先日もワークショップがありまして、トヨタの「7つのムダ」の講義していたときの事。参加者から、「何の作業がムダなのか判定できない、なにか基準や見分け方というものはありますか?」という質問を受けました。

改善活動の基本は「ムダどり」です。

そしていかに、「効率的な」プロセスを作っていくか、でしたね。

7つのムダというものが、分類としてあることはわかった。では今やっている作業を、どうやって、ムダかムダでないか判断するのか、というのは、なかなかいい質問ではないかと思いました。

長いこと一つの仕事を続けていると、惰性や過剰な慣れが生まれてしまいます。そして客観的に見れなくなる、というのは、人間誰しも経験することですよね。

ということで今回は、その仕事がムダなのかを、簡単に判別する方法についてのご紹介。「7つのムダの優先順位から、その見つけ方まで」です。

誰のための仕事ですか?

その業務、そのタスクが必要なのか、ムダなのかの判別は、ずばり「後工程・お客様が、それを必要としているかどうか」の一点です。

直接購入してくださるお客さん相手に仕事をしていなくても、自工程の後ろにある工程は「お客様」として考えるんでしたね。

お客さんが必要としていないなら、それは完全にムダです。

お客さんの声を聞いていますか?

後工程でどういうものが必要かを100%把握して、自工程の生産プロセスが作られていますか?

もしできていなければ、直ちに見直しましょう。

デザインの段階から、お客様が求めている機能や品質を満たしていることはもちろん、全ての工程が、後工程に流すための加工条件を、後工程のお客様とコミュニケーションをもって決めたのかを確認する。

現場に行きましょう。そして後工程(お客様)の仕事の中身を見ましょう。前工程(自工程=自分達)が作ったものや情報は、すべて本当に必要とされていますか? あるいは、逆にひと手間かけさせていたりしませんか?

そして、もしその中で「良かれと思ってやっていたのに、まったく必要とされていない」、そんな作業や仕上がり、情報や書類があるなら、直ちにやめましょう。それはまさに「つくり過ぎのムダ」になっています。最も排除すべきムダな要素です。

「つくり過ぎのムダ」が一番よくない

トヨタでは、7つのムダの中でも、この「つくり過ぎのムダ」が一番よくないと言われています。

先にも見ましたように、「作りすぎる=お客様の必要でないものないものを作っている」になります。

質・量ともに当てはまりますね。

この「つくりすぎのムダ」は、他のムダを発生させるうえに、のムダがじていることを覆いしてしまうからです。

まず「つくりすぎのムダ」は、「在庫のムダ」を生みます。

「在庫のムダ」は、単純に言って、その不必要な作業のための「動作のムダ」や「運搬のムダ」を増やします。

また、つくりすぎている間は、従業員が忙しく動き続けているように見えるために、「手待ちのムダ」見えなくなってしまいます。実際には必要のないものを作らなければ、従業員の手は空くことになり、「手待ちのムダ」は見える化されて、問題解決に向けて動くことができますね。

そして、つくり過ぎのムダを、ムダと思わないマインドセットは、必ず同じマインドで、必要以上の「加工のムダ」もしてしまいます。つまり、物事を自分で考えず、不必要な加工工程ですらも、何の疑問もないまま作業し、後工程へ流してしまうからです。

「つくり過ぎのムダ」が、いかに「ムダの連鎖反応」を生んでしまうか、「一番よくない」と言われる理由がわかると思います。

会社の経営に響く作りすぎのムダ

Photo by Patrick Perkins on Unsplash

「作りすぎのムダ」は在庫(仕掛を)徐々に増やしていきます。これをトヨタでは在庫と言わず「罪庫」と呼んでいます。キャッシュを圧迫しますからね。

つくり過ぎているのだから、動きすぎます。

運搬も増えます。

ラインはものであふれ、見えづらくなり、どこに何があるのか、先入れ先出しも分からなくなっていく

もし不良が起きたときには、その中間にある仕掛り全てがチェック対象です。

そして、スクラップになるなら、それもその仕掛り全てが対象ということになります。

つくり過ぎのムダは、トヨタのカイゼンコンセプト「見える化」の真逆、「見えない化」を推し進める元凶になるのです。

不必要な仕掛(罪庫)のコスト削減、そして不必要なリードタイムの短縮につながります。

リードタイム短縮は、すなわち在庫(仕掛り)の低減です。

在庫を減らすことで、手持ちのキャッシュを増やし、市場の変化に素早く対応できる柔軟性を生みます。

つまりは、自分の作業の何がムダなのかを考えることは、自分たちの職場を、収益性の高い会社へと変貌させていくための第一歩になるのですね。

なので、冒頭の質問に戻りますが、何がムダかの判定基準に迷ったら、かならず後工程やお客様が必要としているかどうか、という観点からその作業を見ていくと良いでしょう。

この「作りすぎのムダ」は、会社の経営に響いてきますからね。

まとめ

今回は、どうやってムダを見分けるのか、「7つのムダの優先順位から、その見つけ方まで」についてお話ししました。

まずは自分達の作業の洗い出しです。

要素に分解して、それら一つ一つが、お客様、後工程に必要なものか確認しましょう。そうやって作りすぎムダを排除していってください。

そうしたことの積み重ねが、結果として収益性の高い会社の体質を生み出していきますので。

たった一つのムダどりと言えども、奥が深いというお話しでした。

皆さんのカイゼン活動、がんばってください!

今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。

ではまた!

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