データの種類(シックスシグマ)
皆さんこんにちは! 今日もどこかでカイゼンサポート、Kusunoko-CIです。
さて今回は、統計の基礎の基礎、「データの種類」の説明です。「これを知らないと、本当に統計勉強したの?と言われてしまうレベルのもの」、と統計学の先生のお言葉。
カイゼン活動がより高度になればなるほど、統計を取り入れた手法が必要になっていきますが、データによって使える手法というのが変わっていきます。
ですのでまずは、こうしたデータの種類について理解しておくことが必須になります。以下に表にしてまとめておきましたので、ご活用ください。
データの分類と内容
こちらが表になります。

データの種類と内容
その他のデータの分類
またデータには計数値データと計量値データがあります。おおざっぱに言うと質的データが計数値、量的データが計量値になります(厳密には、順序尺度をもっと細かく分ける考え方もありますが、大きな違いはなくこだわる必要はないようです)。
計数値データは不良率やキズの数など離散的な値をとります。一方で計量値データは、長さ・重さなど連続的な値をとるものになります。
すこし詳しく見ていきましょう
離散型データ(計数値)
上の表にもありますように、個数、枚数などのように数えることができるものを離散型データといいます。数えられるものとして、計数値データとも呼ばれます。
人数、個数、性別、表・裏、正・誤、など。
連続的ではなく、とびとびの値で、数えるときには、1個、2個、3個となり、その間はありません。
工場での製品不良の数も同様ですね。例えば不良品率を計算すると1000個中1個が不良で、不良品率0.1%となりますが、これも離散型・計数値のデータとなります。
連続型データ(計量値)
数えることができず連続的なものを、連続型データといいます。こちらが計量値データです。
身長、体重、面積、体積、時間、強度、濃度など。
身長181.9cmの人がいたとして、もっと厳密に測れる身長計があれば、181.92343221・・・と無限に取ることができ、連続的になっていますね。
計数値・計量値の見分け方
ここで念のため、計数値と計量値の見分け方を載せておきます。迷ったら分子で確認してください。

「QC検定3級集中テキスト&問題集」より
基本的なことは、この一冊で網羅できます。