ご質問いただきました。「工場現場での設備別必要人工の計算方法」

皆さんこんにちは! 今日もどこかでカイゼンサポート、Kusunoko-CIです。

さて本日は、もんたさんからいただいたご質問に答えたいと思います。

 

「今週中に各設備の必要人工を上司に指示されて今困ってます。 サイクルタイム/タクトタイムで出るんでしょうか

例)設備サイクル 24s 個当たり検査時間 22s (24/60)/22/60)⁼必要人工?」

 

ということで必要人数を計算したいということでよろしかったでしょうか? 急いでいらっしゃると思いますので、簡潔に。

  • 1日当たりの必要生産数をはっきりさせます(例:20個)。
  • そして正味の作業時間を求めます(例:425分)。
  • タクトタイムは、425/20で21.25分/個となります。

で、今仮にサイクルタイムが25分/個だっだとします。

この正味の作業時間をサイクルタイムで割ると、1人当たり生産しなければならない数字が出ますね。今の場合だと425/25=17個/人となって、一日作業員1人当たり17個製造しなくてはならなくなります。

そして肝心の必要人数ですが、この20個という日当たりのターゲットを、一日作業員1人当たりの「17個」で割ります。

そうすると今の場合、1.2人となりますから、0.2人ということはできませんので、2人は必要になるという計算になります。

ですので、作業カイゼンをしてサイクルタイムを削減すれば、一日作業員1人当たりの製造数(処理数)が増えますので、必要人数が最終体に減っていく、ということになりますね。

海外ではあんまりこういう数式を見せません。なぜなら作業カイゼンせずに、計算ですぐに「これだけの人数が必要だ」と先走ってしまうからです。

こういう0.2人くらいだと、残業や、ちょっとほかのライン・工程から人を借りてくるということもできるとは思いますが、まずは作業カイゼンで何とかしようという気持ちを持っていきたいものですね。

 

もんたさん、いかがでしたでしょうか?

もんたさんの望んでいた答えであれば良いのですが。

 

今日も読んでいただきましてありがとうございました。

ではまた!

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