コロナ禍でも夫婦円満の秘訣 トヨタ改善的に見る夫婦仲のヒント
Appreciation, respect and communication as Kaizen.
皆さんこんにちは! 今日もどこかで改善サポートKusunoko-CIです。
さて最近、「コロナ離婚」なる言葉がトレンド入りしています。先日もこんな記事を見つけました。
「懸念される「コロナ離婚」相談急増、一緒の時間増加で夫婦問題が顕在化」。
離婚は人生の一大イベントです。「結婚の3倍たいへん(当社比)」という意見もあります。避けられるものなら避けたい。
「好きあって、縁あって一緒になったのですから、出来るものなら維持したい。でも本当にダメなら別れたっていい」、実はこれが、私の基本的なスタンスではあるのですが。
経験者(Kusunoko-CIは✖1)は語りますが、離婚はぶっちゃけしんどいですよ。
家族間の付き合いやら、職場との兼ね合いやら、まぁしがらみも多いでしょう。簡単ではないですよね。特に子供さんがいれば、避けられるのに越したとはないですし。
ということで、せっかくしたものなんだし、円満に維持できるなら方法を考えてみたい今回です。
こちらを読むことで、「夫婦円満」の秘訣が手に入ります。割と真面目によく効きますよ。これこのまま、改善活動のヒントにもなりますので、お持ち帰りください。
夫婦円満の秘訣
結論から書きますが、夫婦円満の秘訣は、
- 感謝
- リスペクト(尊重)
- コミュニケーション
これだけです。この3つだけで、大半の夫婦間不和は解消されます。
感謝
どうやら「コロナ離婚」とか、記事を見ていると、「一緒にいる時間が増えて、いやになっちゃった」ということのようですね。
「一緒にいなかった分、見えなかった部分が、見えるようになった=それがイヤ!」 ということのようなんですが。
そもそも、そんなことで嫌になるのに何で結婚したのか、という疑問はさておき。
ますはそういう方に問いたい。
感謝してますか?
今あるもの、与わったものに「ありがとう」という気持ち、持っていますか?
日本で育って、日本という国しか知らないと、今ある全てが当たり前に感じるかもしれません。が、飲むのに適した水が、水道から制限なしにたっぷりに出るということすら、ほとんどの日本以外の国では、極めてまれなんです。
何はともあれ、今あるもの、今いるパートナーに、お互いが「感謝」の気持ちを持っているかどうか、ちょっと振り返ってみてほしいです。
望むより先に与える感覚ですね。
リスペクト
そしてリスペクト。相手の考え、育った環境、価値観、そういったものを尊重しあえるかどうか。
これにはもちろん、分担している家事や、仕事に対する、お互いの思いやりも含まれます。みんなおんなじ人間です。いやなことをやっていたり、社会的役割からなんとなくこなしていたりするもんです。
女性だから、男性だから、当たり前のように、家事や仕事をこなしているわけではないんですよね。
イヤな時だってあるし、出来ない時もある。それをお互い「尊重」しあって、助け合うのがパートナーですよね。
感謝し、尊重し、補い合う精神があるかないか。
今回のコロナ騒動みたいに、全員が等しくストレスにさらされる状況下では、特にこうした「思いやり」感覚が問われます。
コミュニケーション
そして最後が、「コミュニケーション」。
上の二つ、感謝し、尊重する基本的な姿勢を持ったうえで、コミュニケーションしていますか?
いつも助かっている、ありがとうという感謝や尊重の念を、いつパートナーに伝えましたか?
特に日本人は、「コミュニケーション下手」と言われていますが、ただ単に「慣れ」の問題だと私は思います。
慣れるためにどうしたらいいのか。
実行してください。
これが唯一の方法です。
心の中で感謝し、リスペクトしたら、それを伝えてください。それをもとに助け合うためのコミュニケーションをとってください。
始めは照れ臭いかもしれない。でもすぐに慣れます。
まずは始めないと、アクションを取らないと何の改善見出せないです。やってみましょう。
ありがとうと思い、相手の立場を尊重し、それを「伝える」のです。
感謝や尊重の気持ちをはっきり伝わる形にする。あなたの心の現状を「見える化」させてください。その上で、よりよく改善していくための、「対話」を重ねていけばいいのです。
見える化しよう! 問題解決の最初のステップは問題が見えること
利他の精神
日々、今あるものに感謝してますか?
おそらくこのコロナ禍の下、夫婦仲に悩み始めた人は、今あるもの、与えられたものに対する感謝の気持ちを、あんまり持っていなかったのではと思います。
私が昔そうでしたからね。よくわかります。だから✖1(笑)。
感謝の大切さ、↓の記事で書きました。「最もローリスク・ハイリターンな投資」と、竹田和平さんのお言葉です。
そしてそのうえでの、リスペクト(尊重)ってのが、とても大事になってきます。
世界は自分一人のために、動いているわけではない。
尊重するということは、相手をいたわること。互いの考え方や価値観をすり合わせて、より建設的な方向性を探るということ。
Win―winの関係性なんですね。
日本には古くから、「情けは人の為ならず」ということわざがありますが、まさに「利他の精神」です。
相手を慮って、言葉を選び、行動することは、巡り巡って自分への「いいこと」として返ってきます。それがWin-winや、「三方良し(相手、自分、社会)」の考え方なんですね。
最後の、コミュニケ―ションですが、そもそもきちんと話し合う習慣すらも、今までなかったのではないでしょうか?
すごい単純な話なんですが、人は言わないとわかりませんからね。どんどんポジティブな感情を伝えていきましょう!
「人としての成熟度」 コロナ後に求められる世界観
先にも書きましたが、私は✖1。
なんで離婚したか、という長い話を一言で言えば、「若すぎた」のですね。当時は私自身が、感謝やリスペクトといった、「人としての成熟度」がないままの結婚生活でした。
まぁその失敗のおかげで、今のような気持ちと実践が生まれてきたわけですが。「学ぶ限りは失敗ではない」、というやつですね。
ちなみに、「コロナ後の世界」に関して、ジャック・アタリさん(経済学者・思想家、フランス)という方は「利他の精神」が問われる時代になる、と述べておられます(「緊急対談 パンデミックが変える世界 〜海外の知性が語る展望〜」)。
「利他主義は合理的利己主義に他なりません。(中略)利他的であることは、ひいては自分の利益となるのです」
このNHKの番組は、大変面白かったので、ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。コロナ後の世界がどうなるのか、という質問に対しての答えなのですが、「利他主義」ということを述べられていますね。
他人に利益を運ぼうとすることが、巡り巡って自分に返ってくるという考え方。日本にはこうした考え方は、実は古くから存在していて、まさに今、このコロナ禍という未曽有の状況下で、問われてきているわけです。
感謝・リスペクト・コミュニケーション。
感謝の気持ちを持てば、人は穏やか、かつ理性的に気持ちになれます。理性的になって、相手を思いやる尊重の精神をもってみましょう。そしてその上で、コミュニケーションを始めてみるのです。
いがみ合ったって、建設的なことは生まれませんよね。
一番身近なパートナーと協力して、いい方向に向かおうとする方が、人生楽しくていいと思います。
「利他主義は合理的利己主義」。最終的には自分のために、「利他」を考え、そして相手を敬う行動をしていく。
国家とか経済だけじゃなく、家庭内というコミュニティーだって、それは同じだというお話です。
まとめ
というわけで、今回は「コロナ禍でも夫婦円満の秘訣」と題しまして、
- 感謝
- リスペクト
- コミュニケーション
の重要性をご紹介しました。
どの辺がトヨタ改善的な見方なのかというと、「人間尊重」の考え方ですかね。
そして、改善おじさんたるもの、現場の皆さんのご苦労をいかに減らしていくか、を常に考えなければ、組織に貢献できないという。
ある意味マーケット感覚でもありますね。
改善サポートするのに、Kusunoko-CIが自分の事だけ考えて、アイデアなんかをごり押ししたって、全くいいことはないです。
私たちの給料は、現場の皆さんの努力(付加価値創造)から生まれてきます。感謝しないといけない。
であるからこそ純粋に「リスペクト」して、それらを伝えていく。
その上で、より良くする方法(改善)を考えようじゃないか、という気持ちを失うと、私たちのお仕事は、意味がない。意味がないどころか、多分害悪でしかなくなりますからね。
改善的思考、夫婦仲にも有効ですよ!
今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。夫婦仲円満祈願。
ではまた!