絵にしてみたら効果増大「ゲシュタルトの祈り」
Picturized, maximized :「Gestalt」
自分の意見がなかなか言えなかったり、なんとなく誰かの言ってることに従ってしまったり、あるいはそばにいる他人の感情に振り回されたりすることはないですか?
Kusunoko-CIは、残念ながら時々そんな風に感じてしまうことがあります。そこで、いろいろ情報を調べてみたところこの「ゲシュタルトの祈り」というものに出会いました。
唱えるだけで、心が軽くなる効き目があるそうなんですが、正直強いイメージを与えてくれません。字面をただ読んでなぞっているだけのような。
何か、心に残るようにするいい方法はないかしら、といろいろ考えてみました。
せっかく効果のあるものなら、最大限活用したいですよね?
考えぬいた挙句、改善おじさん的に、一つの結論に到達しました。
「絵にしよう」。
そんなわけで、いらすとやさん大活躍、絵にしてみたら効果増大「ゲシュタルトの祈り」です。
絵にしてみた「ゲシュタルトの祈り」
まずは詩そのもの、日本語訳はこちらになります。
私は私の人生を生き、
あなたはあなたの人生を生きる。
私はあなたの期待にこたえるためにこの世にいるのではないし、
あなたも私の期待にこたえるためにこの世にいるのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし私たちが、たまたま互いを見つけ出すなら、それは素敵なことだ。
しかしそうならなくても、それもまた仕方のないことである。
ということで、さっそく絵にしてみました。
いらすとやさんありがとうございます。こちらです。ぜひイメージで、頭に心に残していってください。
絵にすることで効果増大なわけ
さて、前にもお話しましたが、絵で表現された情報は、文字だけのものよりも6倍も強く心に残るのだそうです。
これを画像優位性効果といいます。
ジョン・メディナ(分子発生生物学者。ワシントン大学医学部生体工学科所属)の研究によると、情報は文字や言葉だけで伝えるよりも、同時に画像を含んで伝えた方が記憶に残りやすく、理解しやすいのだそう(詳しくはこちら)。
Kusunoko-CI、残念なことに、加齢とともに情報の脳への定着率が、だんだんと悪くなっているのを感じます(笑)。読んでも、文章の情報だけでは、なかなか心に残らない。
以前お話したメモの取り方のところでも、簡単な絵をかいて記録することで、そうした改善を図っていることを紹介しました。
まして、皆さんも、多くの方はマンガで育ってきてらっしゃるでしょうから、文字だけの情報より、絵を交えたものの方がとっつきやすいのではないでしょうか。
画像優位性効果~画像はいかに心に残るか
例えばですが、あのアップルのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーション。ちょっとご覧ください。
画面に出てくるのは文章ではなく、何ができるかの絵=アイコンです。
いまでこそ、我々のスマホが当たり前になり、こうした絵やアイコンによる、視覚への訴求効果が当たり前になっていますが、当時それは信じられないほどの革新でした。
絵は、記憶に残りやすくまた見ている我々を強烈に惹きつけます。そして記憶に残るのです。
このように、言葉だけではなく、絵=アイコンをふんだんに盛り込んだプレゼンテーションは「iPhone」というものを際立たせることに成功していますね。
観客がどう反応しているか、映像からも見て取れます。
画像優位性効果は、ただ文章として唱えるだけであったゲシュタルトの祈りを、記憶に残り、あなたの中でその持てる効果を最大限高めるために機能してます。
長く心に残れば、いつだって引き出し可能です。
定着したら、いつでも引き出して、好きな時に心を軽くしてください。
まとめ
今回は、心が軽くなるゲシュタルトの祈りを、「絵」にしてみるという大胆な試みでした。
心が軽くなるというこの詩が、絵にすることで、皆さんの心により定着し、効果を発揮することを期待してやみません。
皆さんが心に負荷を感じたとき、鮮明なイメージと一緒に心に思い浮かべられたら、きっとこの詩の効果ももっと高くなっていくことでしょう。
効果が大きくなって、皆さんが少しでも、自分の人生を過ごしやすく感じられるようになったら、とてもうれしいです。
今回も読んでいただきまして、ありがとうございました。
では!
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