日本人に最適なリーダーシップはこれだ!

This is the most appropriate leadership for Japanese.

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」。ちなみに英語では「Show them, tell them, let them try, and give them compliments or they will not do anything.」となります。
この言葉を聞いたことがありますか? これは旧日本海軍山本五十六海軍大将の言葉です。ネット界隈では結構何度も取り上げられているこの言葉、今日は日本人へのリーダーシップという観点から見直していきたいと思います。

山本五十六 「やってみせて」

実はこの言葉、続きがありまして、下の二つのセンテンスと一緒になって完成です。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

結論から言いますが、日本人のリーダシップとはこういうものです。つまり、やって欲しければ、自分が範を見せる、それも信頼関係の上で。この点に凝縮されると思います。

リーダーシップ  学んだこと

私は典型的な日本人で、そもそもリーダーシップが何なのかもよくわかっていませんでした。変な話、「人をいかにマネージするか」ということを考えたことはあっても、リーダーになって人を率いるということは、本当の意味で考えたことがなかったです。そんなわけで、恥かしながら、その昔自分の率いるチームを空中分解させた経験があります。
それが、海外で改善を指導するようになり、その変革や活動を成功に導くのがなんなのかを、真剣に考える機会をいただきました。そしてトーストマスターズクラブに参加しリーダーシップ訓練プログラムに4年間身をおき、様々な国籍の仲間たちが、リーダーシップについて語り行動をとることを目の当たりにしました。その中で教えてもらったことも多かったです。

そしてその後、MBAのコースの中でも組織とリーダーシップの課題を学ぶ機会を得、日本以外の各国では、このスキルがいかに重要だと考えられているかを身をもって感じることができたのです。そしてその反面、日本の教育の中でこれらが語られることがほぼ全くないということに、ある意味危機感を感じました。

リーダーシップ 向き不向き?

しかしながら、以前も述べましたように、日本人の農耕型和尊重コミュニティとこのリーダーシップ、あまり相性がよくありません。自分もそうでしたが、そもそもよくわからないというのも実状ではないでしょうか?

日本の組織においては、だいたい決断は役職によってなされ、出る杭は打ちます。沈黙は金であり、出しゃばらないことが美徳であるような考え方とこのリーダーシップ、なかなか親和性が低いのです(別にリーダーシップは出しゃばることではないですが、念のため)。
日本人にはそもそもリーダーシップは取れないのか?  もしや民族的に無理なのか、そう思っていた時です。サウジでこの山本五十六海軍大将の言葉に出会いました。

元は上杉鷹山 

そして実はこの言葉、実はオリジナルがありまして、米澤9代目藩主、上杉鷹山の「してみせて 言ってきかせて させてみる」がそれになります。
上杉鷹山の藩制改革の逸話が残っているのですが、当時膨大な借金に苦しんでいた、米沢藩の財政改革を率いたのがこの鷹山でした。ちなみに彼が藩主になったのは、なんと17歳の時だそうです。

まず城内で身の回りの世話をしていた女中50人を9人まで減らし、自ら質素な食事をとることでコストを下げたのだそうです。そして、教育に力を入れ新しい産業を興し、また新田開発などにも着手して、何と自ら鍬を取ってこうした活動を率いたという記録が残っています。多くの藩が財政困窮しながらも、なかなか改革を成功させ得なかったのに対し、米沢藩では少しずつ藩の収支は好転していったそうです。

組織の長自らが、手を汚して範を示したしたということです。ここまでされたら下も従わざるを得ないですよね。これら一連の行動が、彼の変革活動を成功に導いたのは必然であったといえるでしょう。

参考:米沢観光Navi

日本人のリーダーシップ 歴史

以前もリーダーシップ論のところで少し書いたのですが、私はこのリーダーシップであっても個性があっていいと思っていますし、もっと言うなら、日本的であっていいとさえ今は思っています。日本的? 先ほどちょっと否定的な物の見方をしましたね。
つまりは、もうお分かりかもしれませんが、鷹山や山元五十六言葉に代表されるような心持ちと言うことです。
正直、私もいろんな人を見て来まして、日本人にはリーダーシップの発揮は、ほとんどのケースにおいて無理ではないかと思ったものです。経験上、怒鳴る、責める、頭が固い、尊重しない、でだいたい役職や年齢あるいは seniority ということに結びついている権威と権力のゴリ押しというケースは、残念ながら非常に多い。
ただし、それは我々日本人ができない、あるいはできなかったということを意味しません。 なぜなら、こんなに素晴らしい言葉と鷹山のような逸話が残されているからです。

日本人のリーダーシップを伸ばす

大切な事なのでもう一度この回でも書きますが、リーダーシップはそれをきちんと理解した上で訓練すれば必ず向上できる技術です。
私は、日本人にとってのやり方のエッセンスがこの鷹山や山本五十六の言葉や行動に詰まっていると思うのです。
リーダーシップとフォロワーシップは一対の概念です。ついて行きたいと思わせるために、あるいは自分がついていきたいと思えるかそうでないかというところに、やり方のヒントはあると思います。

日本人は、日本の組織は、残念ながらこれまでのところこうしたリーダーシップというものを強く意識してはきませんでした。しかし、これから、我々の戦う舞台には、多くの異なるNationalityの方々がライバルとしてひしめいていることを、理解しなくてはいけません。場所が世界であれ日本であれ、それは変わらないと思います。

私は、「英語は人生を変える」というスタンスです。優秀な日本人の方にどんどん国外に出ていって、活躍の場を見つけ出していただきたい。そうして、日本という国のプレゼンスをどんどん世界中に広めていってもらいたいのです。そのなかで、我々が持つ特殊技能や技術、そしてコミュニケーションのための言語、さらには、世界で対等に戦っていけるだけの「leadership」を身に着けていってもらいたいと思っています。

そして日本人の持ち得る「leadership」は、実は世界でも通用する素晴らしい可能性を秘めていることを、歴史上の言葉と逸話から知っておいてほしいと思います。それを携えて、自信をもって世界に羽ばたいていってもらいたいものです。

まとめ

今回は二回目となるリーダーシップ論。我々の先人たちが残してくれた言葉から、我々日本人の気質に合ったやり方を探ってみました。それがこの「やってみせて・・・」の言葉です。

ちなみに、一気にできるようになる必要など全くありません。少しずつアクションを取ってみる。何事もスタートアップは時間とエネルギーが要りますが、始めてみれば意外と難しくもないものです。まずはとりあえず、小さな事からアクションとってみてください! そしてKusunoko-CIに、世界に出て行くんですということを教えてくれたら、私は本当にうれしいです。You can do it!必ずできますから、頑張ってください!! 一緒に世界で闘いましょう!

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