書評:神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

皆さんこんにちは! 今日は1日PCと格闘して、目が真っ赤なKusunoko-CIです。

突然ですが皆さん読書は好きですか? Kusunoko-CI、もう読書なしでは生きられない体といってもいいほどです。読書はいいですよ! 知らないことを教えてくれて、新しい可能性を見せてくれます。

そこで今回は、今朝読了の「神メンタル」という本を、私の感想と共にお伝えしたしつつ、またもや自己肯定感について少し語りたいと思います。

『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』

すごいですね。「神メンタル」。私なんか「紙メンタル」って感じで、吹けば飛ぶようなメンタルです。いっそ紙飛行機でも作って飛ばしてみましょうかしら。

それはさておき、星 渉さんという方のこの本、実は私、何度も手にとっては買わず、買わずにいたけれど惹かれて、ついにこの度購入してしまいました。

星 渉さんの履歴を少し紹介してみましょう。以下アマゾンからです。

星 渉:1983年仙台市生まれ。大手企業で働いていたが、東日本大震災を岩手県で被災。生死を問われる経験を経て「もう自分の人生の時間はすべて好きなことに費やす」と決め2011年に独立起業し、心理療法やNLP、認知心理学、脳科学を学び始める。それが原点となり、個人の起業家を対象に「心を科学的に鍛える」を中心に置いた独自のビジネス手法を構築。日本で数千人規模の講演会を実施し、海外でも大規模なイベントを行い、グローバルに「好きな時に、好きな場所で、好きなシゴトをする個人を創る」ための活動をしている。

仕事でたまたま仙台を訪れているKusunoko-CI ですが、なんというか素晴らしいですね。

1983年というと、2019年の段階で36歳ですか。お若いのにすごいです。

私はこの年齢の頃鬱まっさかりでしたね! 共通点て名前が2文字くらいか。ないよりましか。

第一印象

先にも述べましたが、何度も手にとっては買わず、買わずにいたけれど惹かれてということを繰り返しておりました。なんでですかねー。

そもそもこの神メンタルという、何というか、私の精神の向上のために用意されたような言葉。気になるじゃないですか。でもそんなわけないですしね。いや、なりたいですよ、「神メンタル」なんていったらあなた、何でも乗り越えていけそうじゃないですか!

ものすごく打たれ強いとか、レジリエンスがすごくなるとか、絶対くよくよしないとか、そういうふうなことが書かれているかなとか考えませんか? 考えますよね? で、目次を見るんですよ、そしたら、

序 章 人生の9割はメンタルで決まる

第1章 「思い通りに生きる公式」の存在

第2章 変化を嫌がる人間の機能を科学的に攻略する

第3章 最強の行動力を手に入れて心を強くする

第4章 未来の自分を生きると現実が追いついてくる

第5章 アファメーションで正しく心を鍛える

第6章 「神メンタル」で感情をコントロールする

終 章 幸せになる権利は誰にも奪えない

って書いてある。

ん? なんか違うんですよ、求めていることが。少なくとも買う前は違うように見えた。

で、飛行機の時間とかもあるんで(出張行く途中とかに本屋さんによってます)、買わないわけです。でもまた時間があると本屋さんによって、また気になる。こんなことを繰り返していました。でも、「なんか違う」と1回も思っちゃうとなかなか。先入観てありますよね。

いい意味で裏切り

で、今回たまたま間違って本屋に入って(古本屋さんだと思った)、それで、たまたま家族も一緒で時間もあったもんですから、中身をちょっと読みました。打たれ弱いもんで気になった、5章6章くらいですかね。そしたら、「お? これ、イメージしてたものと違うけど、いいかも」とか思ったわけです。

そんなわけで、ワークの部分(これが一番大事ではあるんですが)はちょっとまだやれてないところもあるんですけど、2日で読んじゃいました。

いやー面白かったですよ!

何がよかったかって、やっぱりメンタルを作ることが、成功のカギである! ってその道で成功している人に言ってもらったことですね。

Kusunoko-CI、以前お話ししましたが、やっぱり打たれ弱い人や、自己肯定感の低い人っていうのは、そのままでは努力を続けるのが難しいと感じます。

なんでか。当たり前ですけど、なにか他人からの辛らつな言葉を浴びたり、うまくいかない壁なんかにぶち当たってしまったときに、どうしても自分を責める方向に走ってしまうからなんです。

そういう意味では、自己肯定感の低い人・打たれ弱い人は、そこを何とかしないと叶うものも叶えられなくなってしまうんです。

だから私は、まずはそういう方がたに、自分を認める=「ありのままの自分でいいのだ」と実感していただく、そしてそのあとで、Toyotaのカイゼンの手法や英語を通じて皆さんにより良い人生を創っていってもらいたいと心の底から思うわけです。

この星さんの本の中で私が一番感心したのは、第6章 の『「神メンタル」で感情をコントロールする』なんですけれども、「新しいことにチャレンジするとき、負の感情が沸きあがってくる、でもそれは何らおかしいことではないのだ」というところでした。

なぜなら、本書に詳しく載っていますが、我々人間の脳は、根っこのところにある生命維持を最優勢する回路に支配されているからです。

いつもと違うことをする(いわゆるチャレンジや変化です)のが、もともとの生命維持にとっては最も危険なことだった。だから我々の脳は生命として第1に考えなくてはいけないこの「死なないこと」を達成するために、私たちが新しいことに取り組むことを全力で阻止しようとします。面白いですよね! 余計なお世話を!!

我々打たれ弱い人、あるいは自己肯定感の低い人というのは、良くも悪くも自分たちの心の微妙な変化にとても敏感です。何か新しいことに取り組もうとしている時、脳はこのように反応して我々をたじろがせることに全力を尽くすわけです。

「なんかいつもと違うよ! やばいよやばいよ」ってなもんです。で、敏感に反応する我々ですから、「あれ、なんでこんな不安?」とか「どうせできないんだし」とか、徐々にかつ確実にこうした脳の策略にはまってしまうのです。

ですので、あなたの変化への決意や、思い入れが大きい時こそ、この反動は大きくなる仕組みになっているわけです。Ohh…。

考えないことだよ

オカルトではない、根拠のある論調

じゃどうするのか、ということも本書にはまとめられております。

メタ認知とか紙に書くとか、いろいろですが、この本のいいところは徹頭徹尾、脳科学や理論に裏打ちされた理屈でもって、我々を成功に導こうとしてくれている点です。

やらなくてはならないことには、科学的に裏付けがある、そして成功事例も多いとなれば、この本に書いてることに取り組むにも意味があると思えるじゃありませんか! 

ですのでね、疑ってすいませんでした。結構使えそうな本ですよ! とかそういう言い方すると怒られちゃいますね。ほんとに期待を裏切るいい本との出会いでした。

まとめ

いかがでしたでしょか。今回の書評『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』。私も読んだばかりで、まだワークも終わってないですが、なかなかためになる本でした。読みやすいですしね。一度ぜひ読んでみてほしいと思います。

目標をかなえたい、でも自分の弱さがそれを邪魔する、あるいは自分を責めて前へ進めない、こういう方は、本当にまずは心のFoundationを作るところから始めないと、断言してもいいですが、何かを成し遂げるのは難しいです。

弱いこと、自己肯定感が低いことは、しかしながら別に悪いことではない。大事なことは、何であれ、自分の心というものを100%受け入れることです。何を考えようが感じようが、ただそのまま、Judgeすることなく受け入れること、これが自分を肯定する(自己肯定感を高める)ということです。

思うこと、感じることにいいも悪いもない。それは浮かんでは消えていきます。ただあなたがそれに反応することによって、その気持ちや考えは強化され大きくなり、そしてまたあなたに帰っていくのです。そしてあなたが強く否定したり自分を責めたりすれば、その思いや感情はどんどん大きなってまたあなたに帰っていくのです。

浮かんだものは、何であれそこへ放置して構わず打ち捨てておくことです。そうすればいずれ風化して消えていくのですから。今日は頑張りましょうではなく、がんばらずに行きましょうで締めくくりたいと思います。

 

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