「読み聞かせの魔力」 子どもと楽しむ絵本の効果
The magic of storytelling.
皆さんこんにちは! 今日もどこかで改善サポート、Kusunoko-CIです。
さて皆さんは、お子さんとのコミュニケーション、どう取られていますか? 私は最近、毎日一緒に絵本を読む時間を取っています。息子が眠る前ですね。
私の担当は、だいたい2冊。
息子の絵本ライブラリーも、かなり充実してきました。うちの息子の通う幼稚園は、毎月「キンダーブック」という絵本が配られていて、これもなかなかいいです。市販の本と、このキンダーブックのローテーションで、基本は毎晩、彼の読みたいものを2冊選んでもらう感じですね。
ということで今回は、「『読み聞かせの魔力』 子どもと楽しむ絵本の効果」と題しまして、まずは絵本の選び方から、私たちのお気に入りのご紹介。それから読み聞かせのコツや効力も、併せてまとめてみました。
本の選び方とおすすめ本
Kusunoko-CI、本好きなので、息子にも将来は、「読書」という習慣を持ってほしいなと思っています。そういうことなので、嫁と協力しまして、日本語の絵本は私、英語の絵本は嫁、という感じで購入・読み聞かせ分担。
基本的には、書店で中身確認して、今の彼と一緒に読みたいものを選ぶような感じですね。
彼の日頃の行動・言動を思い出しては、「こういうことを一緒にコミュニケーションしたい」というものを選びます。
例えば、おもちゃで遊んだら遊びっぱなしということが気になったときは、「llama llama mess mess mess」という本を買ってみたり。
あるいは、もったいない物の使い方が気になるな、と思ったら、「もったいないばあさん」を選んでみたり。
おそらく、「あーしなさい、こーしなさい」と口うるさく言っても、幼児には理解できないでしょう。なのでこうした絵本の読み聞かせと、そのコミュニケーションの中で、彼の中に何かしら思うところが出てくるのがいいのかな、と考えています。
絵本読み聞かせを行っていくと、次第にあるトピックに対する、親子間での「共通言語」が出来上がってきます。
ですので、そういう行動をしたとき、「もったいなばあさんが来るよー」とかいうと、ただ注意するよりも効果的な感じがしますね。
もちろん、すんなり従うわけではないですが(笑)。
では早速、最近買った本の中で、息子も私もお気に入りの本を、2冊ご紹介いたします。
「おしっこちょっぴりもれたろう」
ヨシタケ シンスケ さんという方の作品。
「ぼく、おしっこちょっぴりもれたろう。
おしっこをするまえかしたあとに、ちょっぴりもれちゃうから、いつもお母さんにおこられる。
でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。ズボンをはいたらわかんないんだから。しばらくするとかわくんだから。
でも、ぼくみたいにもれたろうでこまっている人、ほかにもいるんじゃないかな?」
うちの息子、超大好きです。
遊んで遊んで、おしっこを究極まで我慢して、パンツに「ちょろ」っとしてるのが子ども。幼稚園では、きちんとできてるようなんですが。
そんなわけで、このコミカルな絵本、なかなかいいコミュニケーンのネタになってます。「『もれたろう』なんじゃないの!?」とかいうと、きゃっきゃしながらトイレ行ってますしね。まだ漏れてるけど(笑)。
まぁ、そう言いながら、そのうちきちんとできるのでしょう。
内容が面白いので、子どもも楽しめて、かなりおすすめです。
こちらの絵本は、「第29回けんぶち絵本の里大賞作品」(2019年)だそうです。
「なまえのないねこ」
竹下文子さん (著)と 町田尚子さん (イラスト)の共同作品。
八百屋や書店、パン屋、蕎麦屋、喫茶店などの飼い猫たちが、みんな持っている「名前」に憧れている、ひとりぼっちの猫。
ある日、お寺の猫に「自分で好きな名前をつければいいじゃない」と言われ、名前を探すことに。
名前のない猫が見つけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?
愛猫家で猫が主人公の作品を多く発表している作家と、同じく愛猫家で猫の絵が人気の画家による猫愛に溢れた絵本。
これは猫大好きKusunoko-CIお気に入りの本。
息子はあんまり選んでくれない。でも、勝手に選んで週に一回くらいのローテーションに入れてます(笑)。
この本は、まずはイラストがとても可愛らしい。猫好きなら、絵を見てるだけで、猫の毛の「ふわふわ感」がイメージできて幸せな気分にさせてくれます。
また内容も、このラストの「『ほんとうに欲しかったもの』とは?」のところで、切なくさせてくれるんですね。
猫の後ろ頭や背中、そのたたずまいに、一度でも「哀愁」を感じたことのある方には、ぜひ手に取っていただきたい絵本です。
うちの息子も、親の影響か猫大好きで、「猫飼おうよー」といつも言ってるのですが、この本にはあんまり興味を示さず。
ちょっとなんでなのか聞いてみましたら、「好きだけど、もっと好きな本がいっぱいあるから」とのことでした。
こちらの絵本は、
第12回MOE絵本屋さん大賞2019第1位
第3回未来屋えほん大賞・大賞!
第10回リブロ絵本大賞・大賞!
第8回静岡書店大賞〈児童書新作部門〉第2位
と、そうそうたる受賞履歴です。さもありなん。
読み聞かせの効果
読み聞かせの根拠に関しては、もはや説明の必要もないかもしれません。下の記事には、かなり詳細にまとめられていますね。
ざっくり言って、
- 親子のコミュニケーションの活性化
- いろいろな絵やストーリーで、感性がアップ
- 様々な「世界」に触れ、好奇心がわく
- 場面をイメージする機会が与えられ、想像力が発達
- インタラクティブに言葉を知ることで、表現力・語彙力が育つ
というのが、ほぼ共通して言われている効果のようです。
特に五番は、テレビなど「一方通行媒体」では獲得できないものらしく、読み聞かせの大きなメリットになるのではと思います。
教育学者、「大人の語彙力ノート」齋藤孝先生は、
語彙力は、就職活動の合否や、ビジネスにおける信頼の構築、収入アップにまで関係してくる重要な力(こどもまなび☆ラボ)
とまでおっしゃってます。
確かに、理解する力やコミュニケーション力、想像力というのはすべての基本。
「将来は!」とか、あんまり大それたことは、考えなくてもいいのかもしれない。でも、こうした毎日のコミュニケーションが、彼の将来の「資産」になるなら、楽しいですし、時間を取ってあげたいなと思いますね。
英語本と読み聞かせのコツ
先ほども買いましたが、うちの息子は、パパによる日本語読み聞かせと、ママによる英語絵本読み聞かせの2種類の時間を楽しみにしています。
ちなみに彼の英語本ライブラリーには、下↓のような本たちが、並んでおります。
「How airport works」
息子が、空港とか飛行機好きなので、購入しました。タイの空港で目について。
「Treasury of good manners」
お友達や、コミュニティの中での礼儀やマナーを説明した本。
単純に重要なことなので、嫁のお気に入りチョイス。
「The Big Book How When And Why A Childrens Encyclopedia」

これは、エジプトに旅行した後、強烈に彼の中に根付いた本。
表紙にも出ていますが、ツタンカーメンや多くの遺跡・発掘物を、エジプト旅行にて実際に見てきました。
彼はもちろん小さすぎて(2歳ちょっと)、当時は興味がなかったのですが、やっぱり「見た」という記憶が大きく作用しているようですね。
今は「エジプト絡みのもの」に対する興味の持ち方が、違っているようです。記憶と自分の映った写真と、そしてこういう図鑑。
何かしら興味があるものは、こうやって伸ばしてあげたいですね。
それと読み聞かせの時に大事なのは、「親も楽しむ」ことじゃないかと思います。
私も好きな本を、息子の楽しそうな反応を見ながら読み聞かせるというのは、とても楽しい時間です。
声色を変えたり、トーンや抑揚に起伏を持たせたり。あるいは、書いてないことを「創作して」読んであげたりするのも、子どもはかなり喜びますね。
初めは、書いてある通り、そして徐々に自分の「スタイル」にしていったりと、「絵本道」もなかなか奥が深いです。改善ですね!
まとめ
ということで今回は、「『読み聞かせの魔力』 子どもと楽しむ絵本の効果」でした。
本を読んで聞かせてあげられるというのも、考えてみればかなり贅沢な時間ですよね。
また、子どもというのは、すぐに大きくなってしまいますし、こういう幼児期が延々と続くわけではない。
今あるこの時間を、大切にしたいものです。
コロナで変わる生活の中、家族との過ごし方に変化が生まれるというのも、全然ありなのではないかと思うのです。
今ある状況の中で、いろいろと模索しながら、楽しく価値ある時間を過ごせばいいのではないでしょうか。
試しながら、「カイゼンしながら」ですね。
皆さんが、お子さんやご家族といいコミュニケーションが取れますように。
今日も読んでいただきましてありがとうございました。ではまた!