海外で働くために 言語や準備は?
Preparation for working abroad.
さて今回は、「海外で働く」と題しまして、私が海外(サウジアラビア)で働いた経験から得た情報を書いていきたいと思います。
今まさに海外で働きたい、働くことになった、という方に有益な情報になっていると思います。
海外で働く 英語
以前もお話ししましたが、世界196か国のうち、英語が使える国はなんと74か国。英語を話せると、何と世界の約38%の国で働いたり、暮らしたりすることができるようになるのです!
ちなみに日本語だけで働こうと思うと、世界には0.5%しか活躍の場がないことになってしまいます。
ですので、ざっくり言ってあなたの可能性は76倍広がります。76倍は、純粋にすごいですよね。
もちろんあなたが、すでにどこか他の国の言語を話せるというのであれば、それも素晴らしいことだと思います。
いずれにせよ、働こうと思っている国で使われている言語、これを話せることがマストです。日本を出て、世界でチャレンジしたいという人は、言語の壁を乗り越えましょう!
Kusunoko-CIは、東京のしがないサラリーマンから、サウジアラビアへ、外国人嫁をもらい、現在グローバル企業で働くという大きな人生の変化がありました。
まずは言語を押さえましょう!
海外で働くための英語力
そして、英語を選択したとして、皆さんが気になっているところは、「どのくらいのレベルなら通用するのか」ということではないでしょうか?
これは正直状況によりけりだと思います。
例えばです。あなたがすでに、何か他の技能で超一流と言われるようなレベルにあるのなら、おそらくTOEICで400~500点くらいでも十分働けます。
当然会社としては、あなたの現在の技量や知識が欲しいわけですから、言語ができないというのもさして問題にはならない。むしろ通訳なんかも用意してくれるかもしれませんね。
でなければ、結構なレベルが必要になります。
私の場合で言うと、TOEICで880点を取った英語力で、サウジアラビアに行きましたが、ぶっちゃけ全然だめでした(笑)。
聞き取れない、話せない。
でも、心配無用です!
以前、英語のテキストをご紹介したときに、ロバート・ヒルキ先生のお話をしました。
彼曰く、「たとえTOEICで満点取ったとしても、正直ビジネスレベルの英語力としてはまだまだ。本当に英語力が磨かれるのは、実際に会社に入って使うようになってからだ」とのこと。
そうはいってもTOEICは、いまだ日本では、英語技能を判定するメジャーな基準として機能している。だから、高得点のためのテクニックを磨いて、まずはそれなりの点数を取る。そうすれば、英語を使う環境に身を置くこともできるのだから、そこに入ってゴリゴリ英語を磨いていけばいいのだ。
要約する上記のとうな感じのことをおっしゃっています。
私の場合は、まさにこれでした。
サウジまで行ってしまった以上、簡単に帰ってくるわけにもいきませんよね。最初のうちは、わからなくて、かなり惨めな思いもしました。けれども、結局そういう状況に身をおいてこそ、真に生き残るための力がついて行きます。
ここは、ちょっと熱めのお風呂に入るような話になってしまいますが、大丈夫慣れます! 自慢じゃないですけど、けっこうヘタレな私が出来たんだから、絶対できます。本当です。
海外で働く求人さがし
これも、今はネットのおかげで色んなサイトがすぐ見つかる時代です。
ちなみに私のブックマークに入っているだけで、↓のような感じ。
こうしてみると、海外転職をうたっているサイトだけでも、相当数ですよね。
私は、いろいろ登録したものの、リクナビとマイナビというかなりオーソドックスなところで転職が決まりました。
あとは英語のサイトも少し登録してましたけども、「英語の話せる日本人が欲しい」という求人情報は極めて稀で、本格的に使用するには至りませんでした。
あとあなたがエグゼクティブレベルで働くなら、「ビズリーチ」なんかは有名どころですね。
あと海外に行くと、その国・地域在住の日本人に向けたローカル情報誌なんかがあります。おいしいお店とか、観光スポットとか紹介されていて、結構便利なんですけども、そういう小冊子に求人情報が出てたりします。
なので、すでにどこか行きたい国が決まってるなら、その国にまずは行ってみる。例えばフィリピンの英語学校とか。そしてそこでそういう情報なんかを集めてみたり。そういう方法もありですよ。
ただし、現地採用になってしまいますから、当然給与は日本で考えてるようなものにはなりません。その国で生活するなら、このくらいあればいいよね、という額です。
なので、これはあらゆる就業・転職と同様、その仕事をした後どういう方向で自分のキャリアを発展させていくのか、という軸や将来のへのVisionというものをもって仕事を選択していくことです。そうしないと、給料安い、技術は身につかない、なので日本に帰ってくることもままならないみたいなことになりかねませんので、要注意です。
海外で働く ビザ
これは全く心配しなくていいです。
就職が決まったら、そういものは全部会社がやってくれます。
むしろやってくれない会社に就職しようとしているなら、私はその就業を全力で止めたい。
海外で働く 学歴
学歴は、あんまり気にしなくていいです。
どっちみち、日本の大学の知名度なんて高くないし、どの大学出たかなんて、日本人を取ろうと思っている時点でさして大きな問題ではないです。
むしろ気にされるには、「大学の専門と、Applyしている仕事の乖離」。
日本人の場合、専門とあまりかかわりのない職種に応募というのもない話ではない。そして、学んだ専門と違う仕事をしていながら、次の転職先(これまたあまり関わりがない)を探すというにも結構ありです。
ですが、海外の人事(ないしは海外の人全般的に)は、そうは見ないです。
そういう意味において、日本人はある意味おおらかというか、あるいは大学の専攻を決めるときもあまり考えてないというか。突っ込まれるときは、結構厳しく突っ込まれるというのは覚えておいた方がいいでしょう。
もちろん「なぜか」をきちんと答えられなければ、説明するだけで面接時間終わってしまったりするので。そしてもちろん、納得させられなければそこで不合格ですから。
一貫性ってすごく大事です。日本人はここ、結構弱いので、どういうストーリーラインで話ができるのか、考えてみた方がいいですよ。
一貫性。キャリア。軸。そういう論理的な視点です。
海外で働く 住民票等
海外で働くということは、大企業の出向という形で行くのではない限り、あなたは住民票を抜きます。
それはもちろん日本国国民であるということに変わりはありませんが、日本での住所というものは存在しない扱いということです。
税金はなしです。もちろん健康保険、年金、すべての支払い義務から解放されます。
とはいえ、日本に帰ってくることもあるでしょう。
Kusunoko-CIおすすめは、
- 実家などをいろいろな郵便物の受け取り場所にしておく。
- 年金は、任意の国民年金を払っておく。
- 長期で日本に帰国するときは、転入届をだして、国保が効くようにしておく。
最後のは、役所の人はいい顔をしないかもしれませんが、そんなことはどうでもいい。家族がいるなら絶対やっておいた方がいいですね。もちろん、また就業国に帰るときは、住民票を抜くことになりますけどね。
あと生命保険は、日本国に住居がないと入れないことも多いです。今働いている国に居住しながら入れる海外の保険を探すというのも手です。返戻率はこちらの方が断然いい。Kusunoko-CIはカナダのSun lifeという会社の生命保険に入ってます。これは完全な投資です。
ただしこちら、日本の確定申告時には、何の控除証明も出せませんのでご注意ください。あれは国内で保険の免許をもって販売している会社に限るものだそうです。
まとめ
そんなわけで今回は、海外で働くにあたって、今考えつく情報を書き連ねてみました。
今あなたがどういう心境で、海外で働きたいと思っているのか、私にはわかりません。
いい面もありますよ。きちんとキャリアを見据えて働くなら、それは将来的にかなり大きな武器になる。
英語が磨かれるというのも、大きな成果になるでしょう。
あるいは日本から逃げたいとか、日本が嫌とか。理由はいろいろでしょうし、それでいいと思います。
なんにせよ、トライしてみたかったら、してみたらいいです。生きてさえいれば、そういうトライは大きな財産になる。
なので、Kusunoko-CI、声を大にして言いたいのは、生きて帰ってきてくださいね、ということです。どこへ行くにしろ、日本のように安全なところはない。それだけは忘れないようにしましょう。
そして、結局のところ、どこで働いたとしても、あなたを待っているのは、マンネリという名の「日常」です。働くというのはそういうこと。ぶっちゃけ、つまんないことも多い。
そして、もちろん一番大きな障害は、病気すること。
言葉のわからないところで病気になってしまうというのは、かなりきついです。私も随分、病院のお世話になりましたが、日本のようにいろいろ進んだところというのはないですから。体調だけは、本当にしっかり管理して、できれば医療機関のお世話にならないようにした方がいいですよ。
ということで、海外で働くための豆知識的な今回。
私は、日本人には積極的に海外に出ていってもらって、活躍してほしいと切に願っています。
あなたが海外で働きたいと思う気持ち、大事にしていってください。
頑張ってくださいね。もし海外就業などの質問があればぜひ、こちら↓から。
基本100%、お答えしてまいりますので。
不安ですか? わかりますよ! でも大丈夫! 為せば成る!
今日も読んでいただきまして、ありがとうございます。皆さんの海外就業がうまくいきますように!
ではまた!