自己肯定感を高める前に、まずは自己否定をやめる
Stop denying yourself before self-esteem.
皆さん、今日も一日お疲れ様です。
今回は、先日東洋経済オンラインに、精神科医の樺沢先生の記事が載せられていましたので、それのご紹介です。
記事のタイトルですが、
自己肯定感が低すぎてつらい人のための処方箋 「死にたい」と思う人ほどもっと吐き出そう
です。
自己肯定感とは
読んでわかるように自己肯定感に関して。
私も、このブログで何度か自己肯定感に関して書いてまいりました。
さすがは精神科医、専門家でいらっしゃるので、とても分かりやすいですね。
そして、今この世に氾濫している自己肯定感に関する情報も、すっきりまとめてあります。
記事にもあるように、自己肯定感とか言って、これだけ真っ先に「高めよう」としたところで、ほぼ効果ないんです。経験者は今大いに語ります。
自己肯定感を高めようとする行動は、だいたい下のようになると思うのですが、
- 一生懸命、自分のいいところを見つけて
- 日々、いろいろ努力もして
- それなりに小さいながらも成果があって
- 客観的に見て、積み重ねも出きてきた
はず。
にもかかわらず、また何かの拍子に、すっかり「どうせ何やってもダメなんだ」、とか「なんでこんなにダメなんだろう」と思うところに戻ってしまいます。
そんな経験ないですか?
私はずーっとこうでしたね。
これなんでなのかというと、今回樺沢先生も指摘されてますけれども、そもそも自己肯定の前に、いつも自己否定する思考回路が脳に染みついてるからです。
自己否定感
この自己否定感は、とてもしぶとく厄介な代物。
人生のどこかで、環境からそうするように刷り込まれてしまったんですね。そして残念ながら、これはある種の洗脳状態のようになっていて、かなりしっかりと根付いてしまっている。
洗脳やマインドコントロールというと、少し大げさな感じがしますが、自分に対して否定的な言葉を繰り返せば、誰だって否定的になります。
洗脳やマインドコントロールは、よく自己否定感の強い人ほど陥りやすいと言われていますが、もう鶏が先か卵が先か、みたいな話で。
なので、今回の先生の記事にも、また多くの方が指摘されているように、「ポジティブ日記」を書くとかして、物事のいい面を見る訓練をしていかないといけないわけです。
まずは、この強固な、「自己否定感」の打破、これが第一です。
自己肯定というよりは、「尊重と受容」
以前もお話ししましたが、この「自己肯定感」という言葉の持つ、ポジティブな態度で積極的に自己を肯定しようとする感覚が、私にはとっても違和感でした。
自分が嫌いなのに、どうやって自己を肯定するの? という矛盾。
単純ですけど、それらは絶対相いれないわけです。
なので、前のブログでもご紹介した「自己尊重感」、ないしは記事の中でも紹介されている「自己受容」感、これをまずは育んでいかないといけない。
そのためにまずは、自分が自己否定の回路や感情を持っていることに気づくこと。
改善でいうところの現状把握です。
自分を否定するのがDefaultになっていますから、その反対。自分を認めるところからスタート。
とにかく今のままの自分でOKだと思う。自分がどのような存在であれ、生きてるだけですごいのだということに、まずは気づいてもらいたいですね。
そのように、今のままの、ありのままの自分をまずは受け入れてのち、初めてそこから、さらなる成長を目指していけるのです。
重りがついているのに、高くは飛べないですからね。
いい言葉の魔力
生きるのが辛かったときの話も書きましたが。
とにかく、まず否定するという気持ちを、ちょっと手放しましょう。そこばっかり見ない。
否定じゃなく、責める言葉でなく、自分にいい言葉をかける訓練を始めてほしい。
想像してみてください。
あなたが好きな人、一緒にいて楽しいなと思う人は、賭けてもいいですが、あなたを認め、あなたのいい所を見つけ、励ましながらも、時に愛情をもって叱ってくれる、そんな人ではないですか?
そういう人は、いい言葉をあなたにかけているはずです。
そういう人に、あなたがなるんです。あなたのために、あなた自身が。
日本には、「言霊」という考えがあって、言葉には魂が宿ると信じられてきました。言ったことは実現するとも言われてきます。
「思考に気をつけなさい」のところでも書きました。
まずはその根本にある、「否定する気持ち」や「否定する言葉」の使用をやめて、「いいこと探し」、「いい言葉を使う」、これを心がけることですね。
大事なので何度も書きます。経験者は語るです。
まとめ
あと今回の記事では、レジリエンスについての先生の過去記事にも触れられていましたね。そこでもポジティブ日記が推奨されていました。
私ももう1年以上のこのポジティブ日記、続けていますけれども、気持ちが変わってきますから。まずはやってみてほしい。
今はスマホにダウンロードできる、日記アプリがあります。写真が付けられるものならなお可。楽しかったことを、写真でちょっと切り取って書いておくと、後から見直したときも楽しい思い出がよみがえって、いい気分になれますよ!
本当に、言葉には気をつけましょう。
ネガティブな言葉で自分を責めれば、うつ病になるのも簡単です。私の場合はそうして、立派にうつになりました。
いい言葉はいい思考から。そしてあなたの言葉が、あなたの人生を創ります。
そしてあなたが、物事のいい面に視点を向けられるようになると、人生は大きく変わってきます。これもある意味「引き寄せの法則」です。
体調管理だって、考え方で変わってきますからね!
今日も読んでいただきまして、ありがとうござました。いい面を見て、心身ともに健康になっていきましょう。
では!