急に通訳頼まれた! どうする⁉

Suddenly to be an Interpreter.

Photo by Headway on Unsplash

皆さん、こんにちは。今日も一日お疲れ様です。

さて、外国語が話せるというのは、一つのスキルです。以前も何度かご紹介しましたが、例えば英語が話せるだけで、ずいぶん世界は広がります。

ただそうやって会社勤めをしていると、「外国語が話せるから」という理由のみで、通訳の仕事を頼まれることがあります。はい、皆さん、通訳の仕事がよくわかってないんでしょうね。

「外国語が話せる=通訳ができる」では全然ないです

そんな急な依頼に、「えー!」となってしまっている方も、多いのではないでしょうか。今の私がそれです(笑)。

通訳には、それ用の訓練と、日々の鍛錬が必要で、そんな急に言われても困るわけですが、ほかにできる人がいなければ、やらざるを得ないですね。そんなときに知っておきたいコツについて、今回はまとめてみたいと思います。

会議やプレゼンにおける、逐次通訳のやりかたのコツ、備忘録です。

急な通訳用、準備

今回はまだラッキーなことに、会議まで1週間ほど猶予がありまして、少し準備にかけられる時間があります。心の準備も含め、何ができるか、何をしておくといいかをご紹介します。

メモを取る

まず、絶対的に必要なのはメモ用紙とペンですね。個人的には、A4の紙をたっぷり使うのがいいかなと考えております。以前、業務で通訳を頻繁に行っている同僚が、そうやってやっているのも見かけました。

まずは、A4を縦にして、真ん中に縦線一本、横線3本で、だいたい均等な8つのマス目を作っておく。そこに、話されてることをすごく簡単にメモしていく。

例えば、まずはだいたい挨拶から入って、一般的なことしか言わないでしょうし、メモにはもう

「あいさつ→みんな、部署A…」

みたいな、本当に単語をちょろっと書きいれ。もし特定の人に向けてのメッセージなんかがあっても、これも単語で。

話す内容も、だいたいは単語ベースで書きこんでいって、上昇したとか横ばいとか、ビジネスに絡んでくる単語も、なるべく矢印とかで簡単な絵で描いておく。間違っても一字一句訳そうとか考えて、詳細な情報を詰め込まないことですね。

そして、切りのいいところで話した内容を訳して伝えながら、訳したところは線を入れて消す。どこ訳したんだかわからなくなるのを防ぐ意味もあります。

スマホ・電子辞書

あると便利です。あんまり会議や話の流れを遮ってまで使うことは、きっと出来ないと思いますが。

とはいえ、専門用語(例えば“比重”=specific gravityとか日常使わないんで知りません)が出てきて、それ以外訳しようがない、なんて時は、

すいません、ちょっとわかんないんで、調べていいですか?

というのもありではないかと思います。通訳専門のプロではないので、この辺は大目に見てもらえる(はず)。

準備・根まわし

資料があるなら、事前に入手しましょう。そうすれば、どういう内容のことが話されるのかもだいたい想像ができますし、わからない単語も前もって調べて減らしていくことだってできます。

それから、プレゼンターの方とかがいらっしゃるなら、話す内容も少し聞いておくといいですね。こういうのは心の準備として非常に大きいと思う。少なくとも、日→英の通訳部分の負担は軽減します。

それから、どういうふうに通訳していくのか、少しプレセンターの方にも教えておくといいでしょう。

(えせとは言え)通訳業務をやったことのない人は、切らずにどんどん話してしまうことが、多々あります。「ちょーーーー!」と言って遮らないと、もはや何が話されていたのか、わからなくなるなんでこともあるので、なるべくチャンクを決めておいて、このタイミングくらいで訳したいので、ということを事前にお伝えして根まわししておきましょうね。トヨタ・方針管理の極意「根まわし」です。

シャドーイング

あとは、今回の場合であれば、まだ時間的余裕もあるということで、地道に「シャドーイング」しておきます。

私は基本、これを毎日5分でもやるようにしていますので、少し意識して時間を増やしたいと思っています。1週間でもやらないよりは、なんぼかましですかね。

それから、You tubeによくある、CNNの著名人インタビューなんかを通訳する訓練もよさそうです。やってみます。

サウジでやった初めての通訳(主に失敗談)

Jeddah, Saudi Arabia

これは私のサウジでの体験談なんですが、以前働いていた会社に自民党の青年部(?)の方々が、3人お見えになりまして、JTB側で通訳が準備できないということなので、会社からやってくださいと言われました。2日前でした

で、私もそういう本格的な通訳なんかやったこともなかったですから、何にもわかりませんでした。ってか、準備が出来なかったし、しなかった

もらったのは、来る国会議員さんのプロフィールのみで、何について話されるのかも全く知らない真っさらな状態で臨んでしまいました。

今覚えば、なんと無謀な。

とりあえず、日→英はまだ何とかなるんですが、英→日が、それはもうきつくて。

いやプロの方ならこなす作業でしょうが、通訳ほぼ初経験者には、かなりハードルが高かったですね。

そして3時間くらいでしょうかね。私一人でずーっと通訳だったんですが、もう最後、脳の機能が低下していくのがひしひしと感じられました

いつもなら日本語にできる程度の言葉も、だんだん英語がそのままセンテンスに入るようになっていきまして、「もうそれ通訳の意味ないじゃん」みたいな状態。

あのルー大柴さんの英語、みたいなものを想像してもらえればいいですかね。

例えば、「It has the aspect of social contribution to support orphans…」とかを、「これにはorphanを助けるためのsocial contributionのaspectがありまして・・・」みたいな感じです。いやはやお恥ずかしい。

なので、おかげさまで、今は準備の重要性をしっかり認識できました。

減らせる負担は、できる限り前もって減らす。これにつきますね。そしてメモを効果的に取っていけば、そこそこ訳せていけるはずです。

その辺の通訳エピソードは、以前「息子への手紙」でも紹介しています。

まとめ

今回は「会議やプレゼンにおける、逐次通訳のやりかたのコツ、備忘録」としての記事になりました。

もう一度まとめておきますと、

  • 訳してる時は、「簡単に描くメモ」
  • 「スマホ・電子辞書」で本当にわからないときは、辞書引いて
  • 出来ることなら、資料に目を通し
  • プレゼンターがいるなら「根まわし」して
  • 出来る訓練(シャドーイング)などはしておく(脳の回路を活性化させておく)

ということになります。

ま、完璧は目指さなくても、大事なことを一生懸命伝えようとすれば、伝わるもんです。

と自分に言い聞かせつつ、皆さんの急な通訳上業務が背小売りに終わることを願っております。

今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。

では!

参考サイト





Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA