どんな株を買えばいいのか 初心者向け8つのポイント
8 points to select stocks.
皆さんこんにちは! 今日もどこかで改善サポート、Kusunoko-CIです。
コロナ禍の中、出張ができないため、今日もせっせとリモートでトレーニングをしたり、改善Projectをサポートしたりしております。
弊社は「WebEx」というシステムを使っておりまして、今株価急上昇の「Zoom」と同じようなものです。ただセキュリティに関しては、WebExに軍配が上がるようですね。
さてここで、「株価急上昇」ですが、なぜ株価は上がるのでしょう?
記事にもありますが、Zoomはなんと「上場後に484%上昇」ということで、テンバガーどころの話じゃないですね。
そんなわけで今回は、そんなうらやましさも含めながら(笑)、「どんな株を買えばいいのか 初心者向け8つのポイント」と題しまして、原点に立ち返ってこれを考えてみたいと思います。
株購入時の「目の付け所」が分かる記事になってます。
みんなが欲しいと思う株
結論は、「みんなが欲しいと思う株」。これを買うことです。
あなたが、私が「個人的に欲しい」と思うのではなく、「みんなが欲しいと思う、と信じられる株」、これが大前提になります。
当たり前ですが、株価が買ったときよりも上がって、売る時に売買差益が出る(儲けが出る)から、みんな株を買うわけですね。実際には空売りとかもありますが、基本的にはそういうことです。
なので皆さん、「今時点では、株価は低いけれども、今後上がりそうだ、あるいはすでに上がってきている」という株を狙います。
差額で儲けるために。
このように極力簡単にしてみる。そうすると、みんなが欲しがりそうな「判断基準」は、だいたい以下のようになるはずです。
- 過去を見ても業績が上向きで、今後もさらに良くなりそうだという憶測が立つ
- 他社がまねできない、その分野でNo. 1 and /or オンリーワンの企業だ
- メガヒット商品がある(あるいはすごいのを出すらしい)
- まだ比較的小型(時価総額が小さい)で、今後大化けしそうだ
- その業界に追い風
- 日本・世界の景気自体がいいので
- すでに株価がぐんぐん上がっている(みんな買っている)
- 配当・株主優待がいい
株は「美人コンテスト」
経済学者のケインズは、「株は美人コンテスト」だと言いました(「臆病者のための株入門」)。
ただし、「あなたが可愛いと思う人に投票するんではなく、みんながきれいだ可愛いと思うだろう人を選ぶ」、投票というところ。これが超重要。
この会社はすごい、いい会社だ、なんか好きだ、というのも入り方としてはとてもいいとは思います。
が、自分だけがいいと思ってもなんの意味もない。
アイドルとかタレントの「プロデューサー」みたいな感じですかね。「これは売れるぞ!」みたいな。
上記8つの要素をきちんと研究して、「みんなが欲しがりそうだ」という確信が持てた株は上がります。
みんなが買うから、という理由で「買いが買い」を呼ぶ。そうやって株はどんどん上がるのです。
なので、こうした心理に付け込むのが、いわゆる「仕手株」という存在ですね。
「仕手株」とは、大きな投資資金を持っている投資家集団によって株価を意図的に操作されている銘柄のことをいいます。
この、仕手株の株価を意図的に操作する投資家集団は「仕手筋」と呼ばれており、脱法・違法に近い行為をしていることから過去には逮捕された例もあります(インテク)。
ここまでのものでなくても、SNSである特定の株が「買いだ」という情報を流し、不慣れな個人投資家を誘いこんでから売って利益を得る、というのはよく見られる行為です。
みんな、「儲けられる株」が欲しいわけですが、こうした心を悪用したもので、ひどいものは逮捕されたりもするのですが。
前も少しお話しましたが、「欲望渦巻く」群集心理の株式市場。良くない人たちも、うじゃうじゃいますので、安易な情報には踊らされないようにしましょう。
「みんなが投票したい美人を選ぶ」にも、自分で見極めることが必要ということです。基本は、「誰かが推す銘柄には、必ず裏がある」と思っていいですよ。
それは銀行・証券会社の窓口の人も、セミナーをやってるファイナンシャルプランナーとかも含まれます。
何を気にすればいいのか
ということで、上に8つの見るべきポイントを上げましたが、じゃ具体的に何を気にするのか、少し考えてみます。
1.過去を見ても業績が上向きで、今後もさらに良くなりそうだという憶測が立つ
これはいわゆる「ファンダメンタル」というもので、前の記事でもご紹介した、「PBR」などの指標も含まれます。
財政状態が健康であること、本業できちんと利益を取れていること、あるいは今後も伸びていきそうだということを「数字で」確認するというのは重要です。
「美人の過去の行いと、これからの行動」をみて、「みんなこの人を選びそうだ」と判断するわけです。
例えば一つには、「営業利益率20%以上」とか出ていると、皆さん「なかなか魅力的だな」、と感じるはずです。
2.他社がまねできない、その分野でNo.1 and /or オンリーワンの企業だ
車でもラーメン屋さんでも、「そこにしかできない」強みを持っているというのが、ビジネスで勝つ要素です。
「2番じゃダメなんですか」という有名な言葉もありますが(笑)、やっぱり2番じゃダメなんですよ。
最初に述べた、「売上高利益率20%以上」というのも、その会社が他者にはない強みとビジネスの仕組みを持っているを示しています。そうでないと、なかなかここまでの数字にはならないでしょう。
3.メガヒット商品がある(あるいはすごいのを出すらしい)
これは、「売れるものを出して利益を取る」という企業の本質を突いた部分。
有名なところだと「パズドラ」の大ヒットで、株価を100倍にした2013年頃の「ガンホー」の株価。
ヒットにはいろんな要素が絡んでますが、その後株価が急激に元に戻ることも含めて、なかなか興味深い要素の詰まった事例ですよね。
4.まだ比較的小型(時価総額が小さい)で、今後大化けしそうだ
この辺も「アイドルプロデューサー」に似た感があると思うのですが、「将来性」を見るということですね。
例えば時価総額22兆円のトヨタが、ここから時価総額を10倍に上げるというのは、なかなか難しい。すでに十二分に大きい。ないとは言いませんが。
でも例えば、会社も従業員もまだ若く、上場ほやほやで、勢いに乗ってる小さな会社というのは、上向きの「慣性」があります。少なくとも多くの人がそう見る。
具体的には、時価総額1000億円くらいまで、社員の年齢が40歳以下、創業50年以内で、上場20年以内とか。マザーズ市場とかになりますかね。
5.その業界に追い風
いくらいい会社でも、産業やマーケット自体が縮小傾向ではどうにもならない。
株価は将来を予測して動くもの。「今も美人でこれからも美人」を選ぶコンテスト。
なので今なら、5G、AI、IoTなんかは、絶対に追い風。ビジネスは、ほぼ「タイミング」です。
私は個人的に「ブロックチェーン技術関連株」に注目したい。
6.日本・世界の景気自体がいいので
上ともかかわってきますが、日本や世界全体の経済が振るわないときは、株価もやっぱり振るわない。
ただ不況で下がったときは、「大バーゲンセール」。経済復調時に、上がるだろう株をどんどん買い込む時期であると、一般的に言われております。
ちなみに日本株の動きは圧倒的に、米国株に影響を受けています。こちらの動向は、常に気にしたいものです。
7.すでに株価がぐんぐん上がっている(みんな買っている)
株には「落ちてくるナイフはつかむな」という言葉があります。
そんなものを鷲掴みにすることほど、危険なことはない。
なので、いわゆる「順張り」で仕込みましょう。みんなが買っている=その美人に投票を始めた、ということですから。その流れに乗っからない手はないですよね。
8.配当・株主優待がいい
私はあんまり気にしないですけど、優待が好きという人もかなりいらっしゃいます。
配当利回りは、それを重視して投資するスタイルもあるので、私も学んでいきたいところですね。
まとめ
ということで今回は、「どんな株を買えばいいのか 初心者向け8つのポイント」と題しまして、株価選びに効きそうな要素をまとめてみました。
ちなみに書いていてこれ、結構転職にも当てはまることに気づきましたね。
よく初心者に、「まずはよく知ってる銘柄、自分がよく使うブランドの株から始めてみるといいよ」というアドバイスをしていますね。
入り口としてはいいと思いますが、あんまり勝てないです。
私もフィリピン株から始めて、そんな買い方から入りましたが、儲けは出ませんでした。結局は上に書いた要素を、しっかり研究していかないといけない。
そしてベストの株を、ベストのタイミングで勝っても、負けることがあるのが株です。
そういう時は、潔く決めたルールに従って「損切り」。
まずはきちんとした銘柄研究をしながら、試してみては、記録していく。そして「自分に合ったスタイルを確立すること」が大事なんだな、と最近しみじみ感じます。
でも少しずつ分かるようになると、だんだん面白くなってきます。皆さんもぜひ、「自己責任」で!
継続は力なり。TPSの生みの親、大野耐一さんのお言葉:「カイゼンは倦まず、たゆまず」。
今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。
ではまた!