見える化しよう! 問題解決の最初のステップは問題が見えること
Visualization.

皆さんこんにちは。Kusunoko-CIです。
今日も一日、お疲れ様です。
さて、改善おじさんである私、いろんな国や地域に出かけていっては、いろんな改善Projectをサポートしております。
いろいろなProjectをサポートして感じるのは、みなさん問題に悩まされているのに、どこから手を付けていいか分からないんだな、ということです。
毎日、生産ラインで問題が発生したり、届くのが遅い、届いたものが違う、壊れていたなどの理由でお客さんから怒られたり。問題は山ほどあるけれど、どこからどうやって手を付けていけばいいのかがわからない。
そんな現場に何度も出くわしました。多くの皆さんの共通の悩みですね。
そこで今回のテーマは、じゃどうすれば、問題に気づいて、すぐに対応していけるのか。そのためのとても大事な方法をご紹介します。第一歩です。
答えは「見える化」すること
結論から言うと、まずは問題が見えるようにするんです。
以前も改善に大事なことは見える化だというお話をしました。
すごく単純な話なんですが、問題が見えれば人は対処しようとするんですね。そして対処しようという気があれば、問題は解決できます。それは、問題が見えれば、手の打ちようがある、ということを意味します。
どうですか? とてもシンプルでいいですよね。
視認性を上げましょう。物事が見えるようにしましょう。必要なら、システムや分析装置を使ってグラフやデータで現状が逐一わかるようにしましょう。プロセスを理解しやすくしましょう。
これを手始めにするだけで、次に打つ手が見えてきます。
なぜ見える化が必要なのか


なぜ「見える」ようにする必要があるのでしょうか?
見えるということは、分かるということ。
現状が分かるということは、、具体的なアクションが取れるということです。
難しく考えることはない。
人は問題があるのに、何をしていいのかわからない時ほど、イライラしていきます。ご経験ないですか?
生産性の低い工場は、だいたい物の山に埋もれています。見えないんです、ラインが何をやっているのか。どこで不良が起きているのか。
従業員がすぐやめてしまう飲食店では、マニュアルがしっかりしていなく、何を教えていいのか、どこが難しいところなのかがわからない。
数学の成績が上がらない、と悩んでいる学生さんは、おそらく自分がどこでつまずいたか分っていないでしょう(私です)。
状況が「見えている」ということは、「次にどうすればいいのか」につなげられるという、すべての改善における第1歩になります。
見える化してみるとわかる、具体例いろいろ


考えてみてください。
なんだか体の調子が悪いなー、と感じたら、まずは病院で詳しい検査ですよね?
そして例えば、血圧が高いとか、血糖値が高いとか、おなかに菌がいるとか、なぜそういう症状が出ているのか調べてわかるようにしてもらいます。これが見える化です。
そうすれば、薬を飲むとか、食べ物をかえるとか、寝てゆっくり休むとか対処の仕方がわかる。
対処の仕方がわかって、効きそうなアクションを取れば、確実に治していける、あるいは少なくともそれ以上悪さをしないようにコントロールしていくことができます。
それが「見える化」をする意味です。
Visual control(目で見てコントロールする)ことです。
なので改善の現場では、まずは5sを進めます。
これはムダを取ること、決められたことを守ることでもありますが、視認性を上げるという大きな効果が期待できます。
モノと情報の流れ図(バリューストリームマップ)や、プロセスフローを書いて、モノや情報の流れをしっかり把握します。プロセスごとにデータが記入されれば、具体的な個別の問題点も見えてきます。
こちらは、よく一緒にお仕事している改善コンサルタントの方に聞いたやり方ですが、
不良品を間違って作ったとき、あるいは手直しが必要になってしまった製品などは、それを最も目に付きやすいところに置きます。
それは社内だけではなくて、お客さんの目にも真っ先に入ってくるような、最高のロケーションにです。
そうすると、人は恥かしいな、なんとかしないといけないな、と感じて、自然と業務を改善していこうという気になるものです。
これが、そうした不良や問題を隠すようにしてしまうと、皆すぐに忘れてしまい、またどこかで何か同じような問題が発生してしまうのです。そして同じことを延々と繰り返してしまうのですね(でも、間違ってもミスした人を、つるし上げる目的で使ったりしないでくださいね!)。
そんな時間がない、という方もまずは小さなことから始めましょう。はじめから立派なシステムなんて作る必要はない。美しいVSMなんて描かなくていい。
まずは少しずつでもいいから、見える仕組みを作ること。
そして見せても怒られないんだ、むしろ隠すと怒られるんだな、という環境を作ってみてください。みんな怖がらずに、問題を見える化していくようになりますよ!
まとめ


今回は、改善するために、最も重要な第一歩=「見える化」。
まとめると、とてもシンプルです。「見えるようにしよう」。見えるようにすれば、手の打ちようがある。
なるべく、仕事や作業の中のBlack boxをなくしていくことです。
データが見える、現状が見える、能力が見える、プロセスが見える、作業内容が見える、仕掛が見える、不良が見える、在庫が見える。
勉強だって、英語だってそう。
今伸び悩んでいるなら、まずは問題を見えるようにして、そこから始めればいいのです。
闇雲に努力するのではなく、ここが問題なんだと把握して対応すれば、時間やエネルギーの使い方がずいぶん変わってきますよ。
みなさんの問題解決が、より実り多きものになりますように。
今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。
ではまた!




